シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

久方振りに高校の進路指導部を訪問しました。

 

あるご縁で福島県下の高校生の新卒採用をお手伝いすることになり、郡山市周辺の高校6校の進路指導部の先生にご挨拶回りをしてきました。

 

前日は宇都宮での業務だったのですが、朝上野から宇都宮までの新幹線はとても混んでいて、郡山終着の「なすの」の3人掛けの通路側が何とか予約できました。しかし上野で乗り込んでみると既に3人掛けの真ん中の席までも埋まっていて、ほぼ満席状態でした。またその日宇都宮からクルマで移動して前泊した郡山では、ホテルも軒並み満室でなかなか予約できなかったのですが、我々が高校訪問した日は郡山で福島県下の高校の体育大会が開かれる予定だったようで、そのために混み合っていたみたいです。

 

 

長く人事の仕事に携わってきましたので新卒採用も主要業務ではあったのですが、ある時期からは大卒のみの採用となり、高校訪問は本当に久し振りのことです。私に依頼した会社は私のことを採用のプロと思っていたようですが、実は高卒採用については上記の通りで素人同然です。
とは言え高卒の採用スケジュールは一般にも公開されていますし、それは依頼元の企業も承知していることで、私もそのような知識を期待されている訳ではありません。

 

今どきの大卒採用では学校訪問も殆ど意味を持ちませんし、私も特定の場合以外は行かなくなりましたが、昔は主力校の就職課には、採用活動開始前の挨拶と採用決定後のお礼に当たり前のように行っていました。当時でも既に学校訪問したから学生が採れるという時代ではありませんでしたが、過去からの慣習みたいなものでしょうか、、。
その際に話す内容も特殊なものではなく、自社の優位性アピールと入社した後のキャリアについての説明、先輩たちの活躍具合の紹介、といったごく一般的なものですし、何年も通っていればそう言った話題も陳腐化して不要となり、世間話に終始するだけになるのが実態でした。
今回の高卒採用においても、先生との面談の際にこちら側の担当者の話題をふくらませたり付け加えたり、軌道修正したりということが求められているのだと理解しましたし、そういった役割なら果たせそうだと考えて引き受けることにしたのです。

 

理系の職種別採用は経験がありませんので良くわかりませんが、今でも研究室推薦とかあるんでしょうか?私の息子は理系ではあったのですが、数学科という実業には遠い学科で、教師の道も選びませんでしたから、文系と同じく自由応募で企業研究、インターンシップ、会社説明会、面接と一通りの就活の末就職しましたし、娘も文系でしたから基本的には同じ道をたどって就職しました。二人とも就職課には顔を出したこともなかったそうです。

 

今回は当然就職希望者が多い学校を選んで回っていますから、商業科、工業科、農業科といった実業系の高校が主体ですが、それらが合併した総合高校もあり、普通科併設の高校もあります。実業高校であっても2~3割の進学希望者がいる学校も普通にあり、大学・短大・専門学校への進学率が高まっていることは実感します。コロナ禍で採用を手控えていた福島県下の企業が一斉に採用再開に動いているという事情もあって、後発の我々はとても苦戦しそうな状況ではありましたが、進路指導の先生方はとても親身になって生徒たちのことを考えており、我々が信頼に足る企業なのかということを真剣に見極めようとしていることを感じました。大学の就職課の世間話の空気とはかなり違いましたが、これが本来あるべき姿でしょうね。高校生たちはまだ未成年ですから、採用する側に課された制約も多く、注意しなくてはいけないことも多いのを改めて実感しました。

 

今回の学校訪問は、初めて福島県下で新卒採用を始めることのお知らせと、栃木県下では過去高卒採用の実績もあり、高い定着率であることのアピールが主旨だったのですが、次は7月1日の求人票提出となります。実際に持参いただいた企業がやはり優先度高くなりますと言う高校もあり、7月1日にもまた学校訪問に行くことになりそうです。

 



郡山から福島で「やまびこ」と連結された「つばさ」に乗って上野に帰ります。
余談ですが、先日のブログで左足を痛めたと書いていたのはこの日のことです。

 

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