シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

定期検査の後、神宮外苑を散策しました。

 

数か月に一度の定期検査で都内の病院に行きましたので、いつものように近くの神宮外苑を散策してから帰ることにしました。
しかし天気は良くなく、時折り雨がぱらつく寒い日でしたし、午後からは外出する妻と交代で老描ロクのお守りをすることになっていましたから、地下鉄の外苑前駅までせいぜい2km程度をのんびり歩いただけで帰宅しました。

 

下はいつもの写真ですが、中央線・総武線とそれに並行して走る首都高4号新宿線の跨線橋の上から新宿方面を見たものと、国立競技場です。

 


これまで気づかなかったのですが、国立競技場の地下鉄大江戸線国立競技場駅側には出陣学徒壮行の地という碑が建てられていました。雨でぬかるんだ神宮外苑競技場を行進する出陣学徒の映像は何度も見ているのですが、改めてここがそうだったんだという実感を持ちました。この日は10月13日だったのですが、碑銘には1943年10月21日と記されていて、確かにこの日と同じように、見るからに冷たそうな雨の中の行進でした。

 

 

この日の検査は生活習慣病、要は高コレステロール、高脂血、高血糖、高尿酸等々についてのものですから、検査前は人並みに食事や間食には気を付けているのですが、終了すると気が緩んで、いつものホープ軒でラーメンです。まあ3か月に1度くらいは良いんじゃないでしょうか。
前回は7月でしたから、一階の吹きさらしのカウンターで一口ラーメンをすすっただけでもう汗が流れてきたのですが、この日は雨模様で気温も低かったので熱々のラーメンが有り難かったです。相変わらず仕事中の男性が多く、チャッチャッと食べてご馳走さんと帰っていきますから回転は非常に良いです。でも若い女性のグループも増えてきましたね。

 

 

ラーメンを食べ終わって、国立競技場を半周し、日本青年館、神宮球場と歩きましたが、周辺の木々にはもう色づき始めているものもあり、秋の深まりを感じました。

 

下の写真は、秩父宮ラグビー場の隣にある「アラマンダ青山」という高級ホテルなのですが、昔は「URAKU(ウラク)青山」というホテルでした。スロープの正面に見えるビルの上層部ガラス張りのところに会員制クラブ(スポーツジム)を併設していて、勤務していた企業の運動チームがここと契約していましたので、当時何度か視察(という名目)で訪れたことがあります。チームの部員は人事部が管轄しており、私が担当していたのです。

 

 

スロープを登って車寄せにクルマを停めると、すぐにドアマンが来てドアを開けてくれて、そのままクルマは駐車場に移動してくれます。外国映画で、高級ホテルにクルマを乗り付けた場面で同じような対応を見ることがありますが、バレーパーキングサービスというらしいです。周囲はベンツやポルシェ、フェラーリといったクルマばかりで、国産車では気恥ずかしい雰囲気すらありましたが、その頃常に同行していたチームのマネジャーは、会社から私有車を社用で使う許可を得ていて、その愛車がVolvoのV70(初代)というステーションワゴンでした。Volvoは昔から独特の存在感があるクルマでしたし、今ほど数も多くなかったですから、周囲の高級車と比べてもそう違和感はありませんでしたね。このクラブ自体がとてもセレブな存在で、隣のマシンでジャイアンツの〇〇がやってたとか、プールで女優の〇〇が泳いでいたとか、部員たちが内緒で教えてくれました。

 

「URAKU(ウラク)」という名称は、織田信長の実弟で「有楽町」の地名の由来ともなった茶人・織田有楽斎(おだ・うらくさい)にちなんでいたそうです。織田家という名門の武人でありながらも、千利休の弟子として利休十哲の一人に数えられ、自らも茶道有楽流を興した有楽斎の悠々自適な人生を、忙しい現代の政財界人たちにも提供したいということでしょうか。

 

帰宅してからは、愛猫ロクとのお留守番です。高齢猫ですのでちょっとしたことで体調を崩すことが多くなり、最近ではできるだけ妻か私がそばで居るようにしようと申し合わせています。この写真のように熟睡していてくれれば安心なのですが。

 


 

 

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