シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

映画「海街diary」を観ました。

 

年始早々、愛猫ロクとの悲しい別れがありましたが、切り替えてこのブログも通常モードでやっていきます。

 

昨年末、妻との会話の中で、表題の「海街diary」って面白かったよ、という展開となり、少し前に、私が読者登録しているブログでもこの映画が紹介されていたのを思い出しました。

 

妻と私は食の好みから服装の好み、音楽の好みまで色々な場面で異なることが多く、子供たちからは、それで良く夫婦関係が成り立つねと不思議がられているのですが、映画に関してもそうで、妻との好みの違いは承知していますので、それだけではおそらくこの映画を観る事はなかったでしょう。
別に私が妻の好みを敬遠するという訳ではなく、長年の付き合いで妻もこのタイプの映画にこの人は興味を示さないだろうなという事を何となく感じ取りますから、その場合は細かい内容説明はしようともしないのです。そして今回もそうなるはずだったのですが、上記のようにある方のブログでこの映画のことを読んでいたこともあって、一度観てみるかとなった訳です。

 

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是枝監督と樹木希林、リリー・フランキーとなれば万引き家族を思い出しますが、こちらの作品の方が先の公開ですし、この映画は彼らが主演ではありません。吉田秋生という人の人気漫画が原作で、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずという贅沢な女優陣で映画化したものですが、中学生役の広瀬すずが実に初々しいです。
役者をあまり知らない私でも、樹木希林、リリー・フランキー以外に、風吹ジュン、堤真一、大竹しのぶ、加瀬亮、鈴木亮平、池田貴史、坂口健太郎と知ってる顔が勢揃いの豪華キャストでした。

 

大きな事件が起きる訳でもなく、鎌倉(海街)の日常風景(diary)と美人4姉妹のそれぞれの個性を楽しむだけとも言えそうな映画なのですが、漫画が原作の映画にありがちな過剰な演出や、年寄りには笑えないギャグが連発されたりもしませんから、安心して観る事が出来ました。
2015年公開の作品ですので、当時綾瀬はるかが30歳、長澤まさみが28歳、夏帆が24歳、広瀬すずは17歳で、みんな実に若々しいですが、今では全員が主役級だけあって、顔立ちは全員違うのにどうみても姉妹に思えるのはさすがです。

 

是枝監督は、海外の批評家や記者からは、小津安二郎と比較されて「小津の孫」と称される事も多いのだそうで、何となくそうかなという気はするのですが、東京物語くらいしか小津作品を観ていない私にはそれを語る資格はありません。
ともあれ、観終わった後も穏やかな余韻が残る良い映画だったと思います。

 

 

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