シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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みちのく三大桜ツアー2日目

 

みちのく三大桜ツアーの二日目は秋田を出発して弘前に向かいます。
人気列車「リゾートしらかみ」に乗って日本海岸沿いの絶景ポイントを走る、弘前まで4時間強の列車旅で、午前中はずっと車中です。

 


秋田駅を出発する時は奥羽本線ですが、途中東能代からは、内陸を通って弘前・青森に向かう奥羽本線を離れて、海岸線を走る五能線に入ります。そこで逆方向へのスイッチバックがあり、弘前手前の川部で再び奥羽本線に合流する際にまたスイッチバックして逆方向に進みます。
川部では奥羽本線の下り方向に合流しますから、このまま終着の青森に向かうのならスムーズなのですが、リゾートしらかみはその前に逆向きの弘前に立ち寄りますので、再びスイッチバックして奥羽本線上りに入る必要があるのです。
更に弘前からは再び後戻りして今度は奥羽本線下りで川部を通り過ぎて青森に向かいますので、弘前も実質的なスイッチバックとすれば、リゾートしらかみは3回のスイッチバックがある列車ということになります。

 

箱根登山鉄道や、阿蘇外輪山の急坂を駆け上る豊肥線などで、高度を稼ぐためのスイッチバックに乗ったことはありますが、平地では、昔名古屋から北陸方面に向かう特急しらさぎで米原でのスイッチバックを経験して以来だと思います。しかも1本の列車で3回のスイッチバックというのはとても珍しいのではないでしょうか。

 

 

車内は木材をふんだんに使った暖かい雰囲気で座席の前後間隔もとても広くて快適でした。ただ線路の状態が良くないのか、揺れはかなりのもので、乗り物酔いをしやすい人には辛いかも知れません。
しかし日本海沿いに出てからはまさに絶景ポイントの連続ですし、途中駅で長めの停車時間を設定し下車してのイベント、車中での津軽三味線演奏、人形劇上演等盛り沢山の趣向も用意してくれていますから、辛さは忘れられるかも、、。

 

 

弘前に到着したのは12時半過ぎ、昨日お世話になった観光バスが先回りして弘前駅で出迎えてくれます。着替え等この日必要のないものはバスで運んでくれますから、皆身軽な服装で移動できます。

 

午後は弘前城の桜見学ですが、その前に市内の菊富士本店という創作郷土料理店で昼食です。13時を回っていたとはいえ日曜日の昼間なのに我々だけの貸し切りでした。私たちは快適でしたが、やはりもっと大勢の参加を想定した準備だったようです。

 

 

メインの鍋はホタテの貝焼き味噌をイメージしたもので、ホタテ、イカ、サザエ(アワビ?)、ウニ等盛り沢山の海鮮を各自溶き玉子でとじて食べるのですが、とても美味しかったです。

 

昼食を終え、すぐ近くの弘前公園に向かいました。ソメイヨシノはやはり散り終えており、お濠を埋める「花筏」も残念ながら殆ど残っていませんでした。
しかしここにはソメイヨシノ以外にも50種を超える品種の桜、約2600本が植えられているのだそうで、八重桜や天守の周りの枝垂れ桜等、まだまだ見ごたえのある花が多く残っていました。結構満足度は高かったです。

 

 

弘前公園は、北上展勝地や角館を更に上回る人出で、特に出店のエリアはごった返していました。そこで秋田の「ババヘラアイス」ならぬ「カランカランアイス」を発見し食べてみたのですが、値段は150円と安く、私たちの世代には懐かしい「アイスクリン」の味でした。
夏になると自転車に乗ったおじさんがカランカランと鐘を鳴らして「アイスクリ~ン、アイスクリ~ン」と売りに来たもので、だからカランカランアイスなのでしょう。

 

 

天守のある高台からは名峰岩木山が正面に見え、絶景でした。お殿様はこの景色を日々眺めていたんですね。
そして外濠や池の一画には、花筏と呼べなくもない残骸(?)がわずかに残っていました。

 

 

その日の宿は青森港近くのサンルート青森、前日のメトロポリタン秋田と比べると設備も古くかなり格落ちの感じでしたが、まあ我々夫婦には問題ないレベルです。
夕食は青森港が目の前の11Fレストランでしたが、港にはダイヤモンドプリンセスの巨大な船体が着岸していて、夕食の最中にタグボートに曳かれて出港して行きました。

 

 

 

 

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