シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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元同僚のお墓参りに行って来ました。

 

先月の始め、昨年亡くなった元同僚のお墓参りに行って来ました。
亡くなった彼と私は同い年で、お互い中途入社で入った企業で37年前に知り合い、同じ人事という部署でもありましたので、亡くなったという報せを受け取ったときには、とても驚きました。

 

私は60歳の定年後も再雇用にしがみついて65歳まで勤めたのですが、彼は60歳の時点で、もう経済的にも問題はないので、と言ってすっぱり辞めていきました。
多趣味な男で、ロードバイク、テニスなどに熱中し、どちらも地域での世話役的なこともしていたらしいです。現役時代はかなり大きな部署を預かる管理職でしたが、どちらかといえば専門職的な役割を好む性格だと思っていたので、その点はとても意外でした。会社で見せる顔と全く違う顔を持っていたんですね。私は会社でも家庭でも殆ど同じ、幅のない人間でしたが、、。

 

埼玉県のさいたま市にお墓はあり、最寄りの大宮駅で当時の同僚数人と待ち合せてお寺に向かいました。皆同じ人事の人間ですが、私の退職後初めて会ったメンバーも多く、懐かしかったです。

 

大きなお寺の中にあるまだ新しい永代供養堂に彼は眠っており、堂内に真新しい位牌が整然と並ぶ様子は、几帳面で潔癖症だった彼にふさわしいような気がしました。ここなら雨風で汚れることもないですから、、。

 

その後は大宮駅前まで戻り、彼を偲んで献杯して帰ることにしました。こういう場合には乾杯ではなく献杯という、程度の知識はありますが、献杯がどういうものかを正確には知りませんでしたので、この機会に調べてみました。

 

献杯とは、故人に敬意と追悼を表して杯を捧げる行為のことで、読み方は「けんぱい」です。葬儀や法要などの弔事が終わった後の会食では、献杯をするのが通例となっていて、法事後の会食などの改まった席はもちろん、親しい人同士で故人を偲んで行われる食事の際でも、献杯を行うことがあります。

 

今回はこの最後のケースですから、堅苦しいことは抜きで進めましたが、改まった席でのマナーも調べてみました。

 

献杯では、飲み物を自分で注がないのがマナーで、食事が行われる会場について着席すると、アルコールやソフトドリンクが用意されるので準備されるのを待ちます。基本的には葬儀社のスタッフが飲み物を準備しますが、小規模の会食の場合は、喪主の方が各参列者のグラスに飲み物を注いで回ることもあります。
精進落としや御斎など弔事の会食では、献杯の挨拶が終わるまで料理や飲み物を口にしないのがマナーです。献杯の挨拶前に食事に口をつけるのは、周りの参列者やご遺族に対して失礼にあたる行為となるため、十分注意しましょう。
献杯はお祝い事ではないため、代表者の発声があってもグラスは合わせません。その場でグラスを胸の前で軽く掲げ、静かに飲み物に口をつけましょう。また、お祝い事で行われる乾杯の際は拍手や歓声が起こることもありますが、献杯では拍手はしません。

 

まあ拍手をしないとか、グラスを合わせないというのは常識で考えてもそうでしょうが、最初に近くの人たちで飲み物を注ぎあう、というのはこれまでやってしまっていましたね。今後気をつけようと思います。

 

大宮駅前は、当日さいたまスーパーアリーナで浦和レッズの試合があったらしく、赤い軍団で埋め尽くされていましたが、まだ15時過ぎとあって多くの居酒屋は開いておらず、駅近くにメンバーの一人が見つけてくれた店に落ち着きました。
北海道産の食材を売りにする店だったようで、料理も美味しく、日本酒等の品揃えも豊富でしたから呑兵衛たちにも好評で、故人を偲んで和やかに飲み交わしました。

 

 

 

 

 

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