５月２７日に参加したＳＳＴＲを挟んで、２６日から２８日の３日間、ツーリングに出ていました。
その際、これまで４代のバイクで１５年にわたって使い続けてきたＥＴＣ車載器が遂に寿命となり、高速に乗り降りする度に通行券での精算を余儀なくされて、とても不便な思いをしたのですが、クルマにもましてバイクの場合はＥＴＣがとても便利な存在だということを実感しました。
通行券を受け取ること自体はそう面倒でもないのですが、受け取った通行券はゲートを通過したところで一旦停車して、バッグなりポケットなりにしまい込む必要があります。高速を降りるときは更に厄介で、通行券を引っ張り出し、財布からお金を出し、となるとグローブも脱がなくてはいけなくなり、その上お釣りまであると、それを領収書と共に片手に握り込んでモタモタと発進し、ゲートを過ぎたところでやはり一旦停車して、お釣り・領収書をしまい込み、グローブをはめ直してようやく再出発となります。
今回は不調となった車載器からＥＴＣカードを抜いて、それで精算しましたから現金の授受が無い分は楽でしたが、それでもすごく面倒でした。
初日に自宅から焼津のホテルに向かうまでは何事もなく使えていたのですが、ＳＳＴＲ当日の朝、藤枝岡部ＩＣから新東名に乗ろうとしてトラブル発生です。
ゲートが開かないまま通過してしまったので、そこで一旦停車したのですが、マイクからは係員の「バイクのお客さん戻ってくださ～い！」という絶叫が聞こえます。とは言われても後続車は来ていますし、ここでバイクを停めて戻る訳にはいきませんから、停車可能な位置まで進んで歩いて戻ったのですが、その間ずっと戻れ戻れと叫んでいました。内心「逃げへんわ！」と思いながら、端っこの閉鎖レーンのインターホンで事情（車載器はついているし、カードもセットしている事）を説明したのですが、今回は通行券での精算となるとのことで、そのレーンから通行券が発券されました。遠隔地からカメラとマイクで会話している感じで、ブースには誰もいなかったみたいですが、どうなんでしょうか。
その日東海北陸道の飛騨清見ＩＣで降りる際はＥＴＣカードを車載器から抜いて精算したのですが、車載器は付いているのかということと、故障ならばＥＴＣ割引は使えないことを早口で説明され、よくわからないままに頷いたのですが、その後の走行区間では、車載器の接触不良ならばＥＴＣ割引適用となるので、それで処理しますと言ってくれました。
故障なのか接触不良なのかをその時点で素人が判断できるはずもなく、最初の処理に釈然としない思いは残りましたが、その時はまあ仕方ないかと考えていました。しかし、その時は焼津から高山までという長距離走行で、正規料金は５，６６０円、ＥＴＣ割引なら３，９６０円と大きな差がありますので、帰宅後ＮＥＸＣＯ中日本に問い合わせたところ、その後の走行でＥＴＣ利用の事実が認められたので差額を返金しますとの回答でした。
その後のＥＴＣ利用の事実というのは、最終日友人たちと別れて黒部ＩＣから北陸道、上信越道経由で帰宅した際の事です。ゲートに向かう前に、思い立ってＥＴＣカードと車載器の読み取り部分を良く拭いて再セットしてみたところ、インジケーターが通常の緑ランプ点灯状態に回復したので、これは！と思って一般／ＥＴＣゲートに進んでみると無事ゲートも開いて通過できました。そしてその後何回か高速を乗り降りする際も普通に作動してくれていたのです。
試しにＥＴＣを使ってみていて良かったのですが、使えるようになったとはいえ、思い起こせばこの症状は昨年１０月末にハーレー乗りのＫさんとつくばに行ったときにもありましたし、友人たちと長野県にキャンプツーリングに行った帰りにも読み取り不良があったらしく、後日ＮＥＸＣＯから通行料請求を受けてもいました。
今後もゲートが開くかどうか恐る恐る走るのも嫌ですし、１５年も使えば寿命となるのもやむを得ないでしょうから、この機会に車載器を入れ替えることにしました。
丁度ディーラーに１２か月点検で持ち込む時期でしたから聞いてみると、取外し・取付けで、しめて６万５千円！
バイク用品量販店なら２万円以上安いですから、丁重にお断りし、その日のうちに取り付け可能という店で早速取り付けてきました。最初に問い合わせた店はいつも行く大型店なのですが、予約なら１か月後、予約なしなら開店３０分から１時間前に並んでもらうことになるとのことで諦めました。
写真の写りが悪いですが、これでＥＴＣ２．０となり、２０３０年問題もクリアです。まあ今後７年もバイクに乗り続けることはないでしょうが、、。
