シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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代理人カードとは?

 

代理人カードというものをご存じですか?銀行が発行する2枚目のキャッシュカードで、家族カードとも呼ばれます。

 

我が家では家計管理は妻の守備範囲なのですが、家計を賄う口座は賃金が振り込まれる(振り込まれていた)私名義の口座です。
賃金支払いの5原則というものがあって、賃金は、(1)通貨で、(2)直接労働者に、(3)全額を、(4)毎月1回以上、(5)一定の期日を定めて支払わなければならない、と規定されていますので、この「直接労働者に」という規定により、私の賃金は私名義の口座以外には振り込めないのです。
ちなみに私が社会人になった時には既に給与の銀行振り込みが一般化していましたが、「通貨で」とは、本来現金で支払うことです。銀行への振り込みによって支払う方法は、通貨払い原則の例外となり、労働者からの同意を得た場合にのみ、この例外方法で支払うことが可能ですので、労使協定が必要となります。

 

そして、複数のキャッシュカードが作れることを今までは知りませんでしたから、我が家では結婚以来、給与振り込み口座の私名義のキャッシュカードは妻が持ち、ネットバンキングも私の名前で操作していました。ある時キャッシュカードの不具合で支店の係の人に対応を相談した時、奥さんがこの操作をしていることは本来あってはいけないことなので、、といったニュアンスでひそひそ話的な対応をされて、なんだか悪いことをしているようなとても嫌な気分だったと、それ以来妻はずっと言っていたのです。

 

本来なら、欧米では一般的という共同名義口座(ジョイント口座と呼ぶらしいです。)で、複数の名義人が1つの口座を維持・管理できる形が理想なのですが、日本の銀行では共同名義ロ座は禁止されています。
海外では、国や金融機関によりますが、夫婦や親子だけではなく、恋人や友人、愛人とでも口座を作れるところも多いというのに、、。

 

そしてこの共同名義口座のことを検索していた時に、日本での共通口座の作り方、というページを見つけました。
「夫婦で共通口座を作って、そこにお互いの給料から生活費を入れて管理することにすれば、どれだけ生活費の支出があるかがわかりやすいので、多くの夫婦が共通口座を作っています。」
と書かれており、「え~そんなことができるんだ!」と思って読み進めてみると、
「共通口座とはいいますが、名前を夫婦両方の名義で作れるわけではありません。日本の銀行では、だれか一人の名義でしか銀行口座を作れませんので、夫もしくは妻の名義で作り、二人で共用するようになります。」
散々煽っておいて、こういうオチでした。それなら我が家がやっていることと何ら変わりません。

 

やはり共同名義口座は作れませんでしたが、冒頭紹介した家族カード(代理人カード)はこのページでも紹介されており、夫婦のどちらも共通口座のお金が不自由なく使え、管理も容易になります。
そして、我が家が共通口座を持っているメガバンクでもこの代理人カードが作れることがわかりましたので、早速作りに行ってきました。
前回キャッシュカードを作り直した私の個人用口座とは別のメガバンクで、支店も違う街でしたが、前回同様に予約して訪問したところ、待たされることも無くスムーズに手続きは完了し、1週間ほどで妻名義のキャッシュカードも到着しました。係の方の手慣れた対応からして、このカード発行は割と一般化しているみたいですね。もっと早くから手続きしていれば良かったです。

 

 

 

 

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