シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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飛鳥Ⅱ「伊東花火クルーズ」3/3日目

 

飛鳥Ⅱのクルーズ最終日の朝は、既に横浜港に近付いて終わりを待つばかりという位置で迎えます。

 

そもそも飛鳥のクルーズは、初日が17時出港、最終日は9時帰港ですから、今回のような2泊3日のクルーズの場合は、実質1日プラス前後泊と言ったほうが実感に近いです。それでもクルーズ料金は結構なお値段しますので、もっと長いクルーズ、究極は世界一周クルーズなどに出かけたいのは山々ですが、それは夢に近いです。
子供たちを誘うとなるとなおさら難易度は上がり、まだ社会でも駆け出しの彼らはそうそう長い休みも取れないのが実態で、この2泊3日クルーズあたりがまあ現実的なところです。

 

目が覚めてみると飛鳥は三浦半島沖を過ぎて東京湾に入ったところでした。船室のTVで見てみると、短い航路でいかに時間を使う工夫をしていたのかが良く分かります。まるで進路を見失って迷走しているみたいです。

 

 

もう後は朝食を食べて下船するだけですから、本当にあっけないものです。
この日の朝食は、前回パンがとても美味しかったのを思い出してビュッフェスタイルの朝食を選んだのですが、子供さんのいる若いご夫婦の場合はこちらの方を好むケースが多いようで、とても混み合っていました。やはり和朝食の方がゆったりと食事ができたみたいです。席を確保するにも苦労する状態で、私と息子、妻と娘の二人ずつ分かれての朝食となってしまい、慌ただしかったので写真も撮っていません。

 

クルーズ船は超大型のものが注目されますが、本当のラグジュアリーシップはむしろ中型、小型のものが多いという理由がわかる気がしました。乗船客数が多いとどうしてもサービスレベルは下がってしまいますね。世界の大型クルーズ船と比べると、5万トン強という飛鳥Ⅱは、中型と言っても良いくらいのサイズなのでしょうが、これより大きくはしない方が良さそうです。そして今ドイツで建造が始まろうとしている後継船の飛鳥Ⅲ(?)もほぼ同じ大きさでの計画のようで、それには賛成です。

 

横浜港に入港し、タグボートが飛鳥Ⅱの巨体を曳いて向きを変え始めました。飛鳥Ⅱにもバウスラスターという船尾に付いた横向きの噴射装置があるのですが、それを併用しているのだとしても、この小さな船体で楽々と曳いていくのには驚きます。
定刻の9時に下船が始まり、飛鳥Ⅱともこれでお別れです。2日前と同じ位置でもう一度写真を撮り、階下の駐車場で待っていたPOLOで自宅まで帰りました。
大さん橋の駐車場を出てすぐの山下橋交差点で、正面にガンダムファクトリーのガンダムが正面に見えたので写真を撮り、新山下ICから首都高に乗った後は往路のように下道には降りず、市川市の千鳥町ICまでそのまま湾岸線を進みました。
海ほたる方面へ向かうアクアラインは川崎浮島JCTを先頭に湾岸線の上下線ともかなりの渋滞が発生していましたが、湾岸線本線には目立った渋滞もなく、息子を途中降ろすために寄り道しても、自宅まで約2時間で着けたのは嬉しい誤算でした。

 

 

飛鳥から戻って数日が過ぎ、今はすっかり日常に戻っているのですが、船内に掲示されている乗船記録によれば、飛鳥Ⅱには最高で2,000泊以上も乗船している方がいて、有名な脚本家の橋田 壽賀子さんも1,000泊以上の乗船回数者となっていました。この方たちにとっては飛鳥での生活がむしろ日常とも言えそうで、それはどんな気分なんだろうなと考えてしまいました。
こういう方たちは当然クルーともお馴染みで、乗船の度に「お帰りなさい」と迎えてくれるのだそうで、今回のクルーズでも知り合いらしい航海士の方と和やかに会話を交わす御婦人が何人もいらっしゃいました。

 

私たちも、また飛鳥に乗りたいねと話してはいるのですが、その為には日頃の生活を慎み深くして、その資金を捻出しなくてはなりません。新造船が2025年就航で、どうせ乗るなら新造船の方がいいですから、それが今後2年間の目標となりますね。

 

 

 

 

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