シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

病院帰りに神田で鰻

 

この日は定例の検査で都内の病院に出かけました。
午前中で検査・診察は終わりますから、帰りに国立競技場の周りをぐるっと回って、競技場そばのホープ軒でラーメンを食べ、そして神宮外苑を散策して外苑前か青山一丁目から地下鉄に乗って帰る、というのがいつものコースです。

 

ところがこの日は昼前で既に35℃、歩くのも危険な気温ですし、ましてこんな時にホープ軒の背油たっぷり熱々ラーメンを、冷房も効かないカウンター席で食べたりしたらそれこそ大変です。
ということで歩くのは自重しておとなしく帰ったのですが、途中丁度昼時となりましたので、途中下車して昼ご飯を食べることにしました。
この日の検診は、主に尿酸値、コレステロール、血糖値を見られますから、検査までは節制の日々となります。ですから検査が終わったこの日くらいはホープ軒のラーメンのようなこってりしたものが食べたくなるのです。
ということでまず頭に浮かんだのが、以前神田駅に接してガード下で営業していた親子丼のうまいお店です。駅改修工事と共に立ち退いてしまい、その後の消息を知らなかったのですが、以前の店舗の目と鼻の先に移転して今も営業していることを知り、ここならほとんど歩かないで済みますので行ってみることにしました。

 

神田駅に降りる直前まではその気分だったのですが、車内で「神田 ランチ」という項目で検索していると、鰻屋さんが何軒か出てきました。
そういえば今年の土用の丑の日には鰻にありついていませんでしたが、そもそも我が家では土用の丑の日に家族で鰻を食べに行く習慣はなく、それは我が家の食生活を司る妻が鰻・穴子が好きではないからなのです。ですから我が家の子供たちは大人になるまで鰻の味をコンビニの鰻弁当でしか知らないというちょっと可哀そうな状態だったのです。

 

ただ、神田の鰻屋さんといっても私には殆ど縁がなく、はるか昔上司だったか可愛がってくれた取引先の方だったかに一度ごちそうになったっきりで、どこの店だったかも憶えていません。その店もかなり風格のある店構えの、老舗らしかったのですが、、。
そして、その時見ていたスマホサイトの上位に表示されていた「神田きくかわ」は、私も名前だけは聞いたことがあり、神田駅からも徒歩1分と至近距離です。であれば親子丼は次の機会として、今回は「神田きくかわ」さんで鰻、と決めました。

 

 

たかだか徒歩1分なのに汗が噴き出る暑さでしたが、幸い待つこともなく通された1階席は、訳アリ風の熟年男女、明らかにご夫婦とわかる年配の男女、見るからに個人事業主風の年配男性と大事な得意先の幹部らしき中年男性、別に詮索する積りはないのですが、狭い店内ですので見るともなく聞くともなくしていると自然にこの程度の情報が入ってきます。真夏の平日、お昼時の神田の老舗鰻屋の店内らしい風景と言えばそうかも知れません。

 

そして注文した鰻重を待っている間に、元気な中堅サラリーマン4人組が入ってきました。30~40代のいかにも仕事のできそうな面々でしたが、私が彼らの歳には神田のこんな鰻屋で昼ご飯を食べる甲斐性はなかったですね、大したものです。
ご飯大盛りもできますがと聞かれて、逆に減らしてくださいと頼んだ私とは違い、全員元気に、大盛りで!!でした。
そして私にも彼らにも鰻重が運ばれてきて、私も彼らもまず写真を撮り始めます。私はこのブログのためですが、彼らは「それ誰に送るの?」「やっぱ嫁さんでしょ!」「いや、それはマズイだろ、家庭内争議にならない?」と賑やかです。

 

 

そんなに甘くないタレが少なめにかけてあって、卓上のタレを各自追加できます。関東風のふわふわな鰻ですが焼き目はしっかりしていて好みでした。まあいつも行く成田の店と比べると4~5割増しのお値段ですから、好みじゃなければがっかりするところでした。

 

思わぬ豪華ランチとなり満足して帰りましたが、行き帰りに前を通った「神田伊勢本店」という焼鳥専門店が元々行こうとしていた親子丼の店で、ここのランチサービスの親子丼が旨いのです。ここで食べていればかなり安く上がったのですが、それはまた次の機会とします。
そして写真を撮っていて新たな発見がまた一つ。この伊勢本店はすぐ近くでもう1店舗持っているのですが、その隣に赤羽発祥の「自家製麺伊藤」がありました。銀座に出店していたのは知っていたのですが、こんな所にも出店していたんですね。

 

伊藤と言えば、のん兵衛の同僚に強く誘われて、赤羽での月一回の定例会に参加していたことがあり、その時のコースがまずは立呑みおでんの有名店丸健水産で一杯やって、そこからこの伊藤のラーメンで腹ごしらえ、そして最後が陽気な中国人姉妹のやっているバー、というものでした。呑まない私にはなかなかハードな付き合いだったのですが、丸健水産のおでんはうまいですし、伊藤の煮干しのダシが効いたネギだけのシンプルなラーメンはスルスルと腹に収まりました。
赤羽はなかなか行く機会もないのですが、神田ならいつでも来られますから、ここも次の次の訪問先となりました。

 

 

 

 

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