シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

HIACE:お試し放浪旅、3日目(福島、山形、秋田)

 

ハイエース放浪旅の3日目は福島県の桧原湖畔にある、道の駅裏磐梯で迎えました。
昨夜怖い思いをしながら登って来た峠を下れば喜多方の市街地ですが、土曜日ですので朝ラーにも行列は必至でしょうから、今回喜多方ラーメンは諦めました。昨夜買っておいたパンやヨーグルトを車内で食べたのですが、会津の雪という飲むヨーグルトが美味しかったです。

 

 

片付いていませんが、車内はこんな感じで、クリアボックスの上にエアマットを置いただけで十分寝られます。このエアマットを使うなら出発前に用意した約1m四方の合板2枚は無くても良かったみたいです。今回は結構邪魔でした。
そしてこのエアマットは、積み込んだボックスにもう一個残っていたもので、こちらは空気漏れもなく無事使えたのです。これを2個持っていたことをすっかり忘れていて、わざわざ池袋の好日山荘に寄り道したあげく大幅なタイムロスしてしまったのですが、そもそも好日山荘は本格的な登山・トレッキング用の軽量コンパクトなグッズ主体で、このような大型のファミリーキャンプ用マット自体置いていませんでした。何しに行ったんだか、、。

 

 

そして真夜中1時半頃にはちょっとした事件がありまして、といっても私が引き起こしたのですが、トイレに行こうとしてハイエースのアラームを作動させてしまい、クラクションがけたたましく鳴り出してとてもあせりました。あとで調べてみると、トヨタオートアラームというシステムで、車中に残った人間がワイヤレスリモコンを使わずにロック解除すると侵入センサーが車内で動く物体を検知し警報が鳴ることがあるのだそうです。いちいち全ドアを開錠する必要もないと思って手動で開けたのですが、この仕組みは車中泊にはかえって不便ですね。ここで車中泊していた皆さんは驚いたと思います。申し訳ありませんでした。

 

昨夜と違って、明るい場面ならとても快適な峠道を喜多方の市街まで下り、そこから国道121号線に入って秋田へ向け北上します。下ってきた峠道を曲がらず直進すればあの有名な坂内食堂があるらしいのですが、、。
そしてR121を走り出してすぐ、「ひまわり満開」という看板を見かけ、ちょっと寄ってみることにしました。三ノ倉高原花畑という有名スポットらしく、この日はまだ8時前で人も少なく、駐車場も無料開放中でしたのでラッキーでした。早朝でもあり、まだひまわり君たちは首を垂れてお休み中でしたが、喜多方市街を見下ろす丘の上に咲くひまわりは壮観でした。

 

 

そこからまたR121で北上開始ですが、米沢・山形という大きな街を迂回しようと、米沢の手前から県道を経由して最上川に沿って北上するR287に入りました。結果的にはこれが正解で、途中渇水でかなり水量の減ってしまった白川ダムを見学したり、道端に色々な花が咲いた峠道や里山の道を堪能しました。

 


そしてその先では「棚田100選 椹平の棚田」という看板を見つけ、また寄ってみることにしました。ここも穴場のようで誰もいなかったのですが、熊でも出ないかとそっちの方が心配でした。棚田は斜面に作られますから、アメーバのような不規則な形の田んぼが並んでいるのが普通なのですが、ここの棚田はほぼ長方形が規則的に配置されているのが珍しかったです。ここでは山形リンゴが無人販売されていて、旅の間の朝食・おやつとして重宝しました。
またこの近くには「最上川ビューポイント」とうたう場所があり、確かにいい眺めだったのですが、表示看板は真新しくて目立つものの、駐車場はおろか退避場所すらなく、道端にちょっと停めて慌ただしく写真を撮ったらすぐ出発しなければなりません。場所が足りない訳ではないと思いますので、その点は改善して欲しいものです。

 

 

のんびり寄り道しながら走っていたら、早朝出発したにも関わらずもう昼過ぎになってしまいました。さっき買ったリンゴを一個その場で洗って齧りましたので、そう空腹ではなかったのですが、ちょっと走った先で見つけた「白鳥十郎そば本舗」という壮大な店名の蕎麦屋さんで昼ご飯としました。何の予備知識もなく入ったのですが、山形名物の冷たい肉そばと納豆餅のセットは美味しかったです。ここ河北町が、冷たい肉そばの発祥地らしく、この白鳥十郎そば本舗も有名店だったようです。白鳥十郎というのは戦国時代の有名な武将なんですね。

 



時間的にもそろそろ宿泊地を決めなくてはなりませんが、候補地の秋田はこの日も猛暑予報でしたし、近辺には高原の涼しい道の駅も見当たりませんでしたので、今夜は車中泊はあきらめ、昼すぎにはどこか適当な場所のビジネスホテルを予約しようと朝から決めていました。
ところが蕎麦を待ちながら検索を始めてみるとなんだか様子が変です。秋田方面には殆ど空き室がなく、あったと思ったら普通のホテルチェーンのシングルで3万円とか、、。何だろうと思ったのですが、実はこの日は60~70万人を動員するという「大曲花火大会」の当日なのでした。私はまさにその会場である大仙市方面に向かって走っていたのです。平常時なら数千円の部屋に3万払う気はありませんので、範囲を広げて検索してみると日本海沿いの由利本荘市にやっと見つけました。それでも相場からすれば倍近いような気はしましたが止むを得ません。急遽日本海に出るコースを取り、日が傾きかけた日本海岸を走って、何とか19時過ぎに部屋に落ち着いた時にはホッとしました。

 

 

 

 






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