シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

HIACE:お試し放浪旅、7日目(青森、秋田、岩手)

 

この日は朝5時に目覚め、そのままもう出発することにしました。前夜は暑さで苦戦しましたが、エアコンをかけて少し仮眠し、その後も5時間くらいは眠れましたから大丈夫です。
この日は3泊4日という長丁場となった青森滞在を終え、岩手まで行く予定です。青森では三内丸山遺跡にも是非行きたかったのですが、そろそろ帰り支度です。

 

まずはここからも近い奥入瀬渓流に寄っていくことにしました。
数年前、まだ星野リゾートになっていなかった奥入瀬渓流ホテルに泊まり、ネイチャーガイドの案内付きで渓流ハイクに参加しましたが、その時の感動が今でも残っており、今回歩くことはできないでしょうが是非もう一度行きたかったのです。ちなみにこの時は会社の接待的イベントへのホスト役としての参加でしたから懐は痛んでいません。かなりお高いんでしょうね、、。

 

まだ朝5時台という早い時間でしたから行きかうクルマもなく、渓流には朝霧も残っていて、神秘的な雰囲気を殆ど独り占め状態でした。

 

 

そして十和田湖にやって来ましたが、ここにも人っ子一人おらず、湖の見張り番のようなカラスくんが一羽こちらを監視していました。
その後、十和田湖の南岸をぐるっと回って少しだけ秋田県に入り、岩手県の太平洋岸、久慈市あたりを目指して東南の道を進みました。十和田湖は半分は秋田県なんですね。

 

 

途中で弥勒の滝という看板を見つけて行ってみました。あとから地図で見ると青森県の田子町というところですが青森・秋田・岩手三県の境界近くにある滝でした。
昔ここで弥勒菩薩(みろくぼさつ)を信仰して修行していたお坊さんにちなんで名付けられたのだそうで、彼にはこの滝が弥勒様に見えたということなんでしょう。水量は少なかったですが、ほぼ看板通りの姿を拝めました。優雅な滝です。

 

 

予定通り、久慈でこの旅初めての太平洋岸に出ました。まずは復興道路である三陸沿岸道路を走り始めたのですが、無料とは言え高速道路ですから段々飽きてきて、普代というところで高速を降り、一般道を走ることにしました。ここからは三陸鉄道と並行しながら走ることが多くなり、普代駅に隣接した道の駅では写真も撮ることができました。
道の駅で一休みした後は海沿いの道を走ることにしましたが、太平洋岸も日本海岸に負けず絶景の連続です。ただしこちら側にはあちこちに2011年の東日本大震災時の津波の遺構が残されており、忘れるわけにはいかない記憶でもあると再認識しました。写真は明戸海岸というところの防潮堤の遺構です。

 

また岩手県といえば宮沢賢治ですから、三陸鉄道の駅にもそれにちなんだ名前が付けられているようで、この駅はカンパネルラ田野畑でした。銀河鉄道の夜を読んだ時、私にはジョバンニよりカンパネルラの方が印象に残るキャラクターでしたね。

 

 

 

津波の復興も進み巨大な防潮堤も築かれています。思惟というところの道の駅で昼食を食べた後はどんどん南下し、宮古からは盛岡方面に西進して目的地の道の駅を目指します。
この日は、標高が750m程あって涼しいであろう宮古市の「道の駅 区界高原」で車中泊の予定で、まずは途中にあった「横沢温泉 静峰苑」という、個人で掘り当てたと思われる温泉で営業している一軒宿に寄って行きました。誰もいなかったので浴室写真を一枚。

 

 

道の駅区界高原へは17時過ぎに到着したのですが、道の駅の営業は終わっていて、駐車場には明らかにトイレ休憩で寄っただけという雰囲気の営業車が1台だけ。他には誰もいません。このまま一人ぼっちで車中泊するのも怖かったですから、少し下ったところにあった「道の駅 やまびこ館〈閉伊の郷 かわい〉」まで戻ることにしました。ここには明らかに車中泊と見えるクルマも数台いますので、ここでこの夜は過ごすことにしたのですが、区界高原よりは確実に暑いです。あとで調べてみると高度350mとなっていましたから400mも下っていたんですね。まあでも前夜の十和田が標高90mとほぼ平地でしたから、それから比べれば断然快適でした。

 

 

 

 

 

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