シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

立山黒部アルペンルート(長野側)を抜けて富山へ一泊旅行

 

妻と二人で、立山黒部アルペンルートを長野側から登り富山に下る1泊2日の旅行に行って来ました。TVで富山紹介の番組を観ていて突発的に決めたもので、私はこの翌日からハイエースで九州に向かう予定でしたので、後先考えず完全に勢いだけです。

 

夫婦ともにJR東日本の「大人の休日俱楽部ジパング」カードを所持していますので、乗車券・特急券共に3割引きとなります。男性65歳、女性60歳が加入条件で妻はまだ有資格者ではありませんでしたが、夫婦いずれかが65歳以上なら揃って加入できますので、私が65歳になった時点で二人で申し込みました。
加入後は私より妻の方がよく使っていてメリットを享受していますが、私はバイク旅がメインでしたのであまり使う機会がありませんでした。

 

往路は北陸新幹線で長野まで、復路は富山から北陸新幹線で上野まで帰ってきます。
往路の長野から富山までは立山黒部アルペンルートを抜けて行くことにして、長野からアルペンルートの長野側の始点扇沢までは信濃大町を経由する特急バスに乗ります。扇沢から電鉄富山までの区間のバス・ケーブルカー・ロープウェイ・電車等は、これら7つの乗り物を乗り継ぐ「立山黒部アルペンルートWEBきっぷ」という切符一枚で乗り継ぐことができ、長野から扇沢までの特急バスの切符と合わせて、WEBで事前予約・購入できます。

 

新幹線は大人の休日倶楽部を使いますので、JRのみどりの窓口で事前に購入したのですが、結構な混雑で遅々として行列は進みません。今回はちょっと相談したいこともあったので窓口に並んだのですが、いい加減嫌になって来て、行列を離脱して自販機で購入することにしました。妻はせっかくここまで並んだのにと渋っていましたが半ば強引に、、。
ところが、往路長野までの切符は問題なく購入できたのですが、復路富山からがどうしても買えません。大人の休日倶楽部割引が適用できないのです。仕方なく復路だけを買うために再度並び直したのですが、理由は復路の始点である富山駅がJR東日本ではなく、JR西日本の管轄エリアだから、というものでした。その場合、JR東日本のえきねっと自販機では大人の休日倶楽部扱いができないのだそうです。窓口でなら割引適用できるのに自販機ではできない仕様にしている意味が分かりません。

 

ともあれ事前に交通機関と富山での宿泊施設の手配はできましたので、当日上野から北陸新幹線で長野、長野から特急バスで扇沢に向かいました。

 

 

扇沢駅からは関西電力が運行する電気バスで黒部ダム駅に向かいます。以前はここもトロリーバスだったのですが、電気バスに置き換えられています。
黒部ダムは流石の迫力。アーチ形の堤体中央部から見下ろすと目もくらむような高さで、下から吹き上げて来る強風のため帽子は手で押さえていないと飛ばされてしまいます。
そしてちょうど昼時となりましたので、ここのレストハウスのダムカレーで昼ご飯としました。

 

 

カレーを食べた後は、黒部ダムの堤体を渡って黒部ダム湖から黒部平までケーブルカー、大観峰までロープウェイ、そして最後トロリーバスで最高地点の室堂まで向かいます。
大観峰でも既にかなり雪が積もっていたのですが、標高2,400m以上の室堂は完全に冬景色で、一面雪の世界でした。

 


室堂からはバスで美女平まで、そして最後にまたケーブルカーで富山側の出発点立山まで下って行きます。立山からは富山地方鉄道立山線ですが、ジェットコースター並みの強烈な揺れを味わいながら、電鉄富山駅に18時前に到着しました。

 

 

室堂からのバスは絶景の雪の壁「雪の大谷」が有名ですが、それは季節違いですから次のお楽しみとなります。
また立山からは宇奈月温泉方面に向かって温泉で一泊し、翌日トロッコ電車に乗車する、というのが王道なのかも知れませんが、今回の我々の旅はそもそも富山市内に妻が行ってみたい美術館があって、それが冒頭に書いたTV番組に触発されて実現したものですから、富山市内へ行くことが主目的だったのです。
そこへ私が乗っかって、以前から行きたかった立山黒部アルペンルート経由での旅を企画したものなので、トロッコ電車もまたの機会です。

 

到着後、富山駅構内の「とやマルシェ」というお土産コーナーにあった白えび専門店で、白えび、ブリ、ホタテ、ホタルイカの天丼と白えびの刺身で夕食としました。
富山市内では路面電車が健在で、最新のライトレールとレトロな路面電車が混在する風景はなかなか味があります。

 

 

 

 

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