シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

立山黒部アルペンルートから富山へ、2日目は富山観光

 

前日は立山黒部アルペンルートを長野側の出発点扇沢から登り、富山側の立山に下りて来たのですが、生まれて初めて乗ったトロリーバスや、ケーブルカー、ロープウエイと様々な乗り物を楽しんで、更には紅葉が始まった山々、最高地点室堂では思わぬ雪景色も堪能できましたので、満足の初日でした。

 

2日目は富山駅前のホテルから出発ですが、今回の旅の発起人(?)でもある妻の旅の目的は、富山市民族民芸村というところにある「篁牛人記念美術館」に行くことと、そこからも近い呉羽山公園展望台から、正面に見える立山連峰を望む、ということでした。
当初は一人旅の積りで、富山駅からバスで現地に向かおうと思っていたらしいですが、調べてみると、この富山市民族民芸村は、呉羽山という丘陵地帯に点在する様々な資料館・博物館の集合体で、その一角に篁牛人記念美術館もあり、呉羽山公園展望台はその丘陵地帯の最高点にある展望台だということがわかりました。
呉羽山は駅前からクルマなら30分もかからない距離でしたから、どんなにゆっくり観て回っても半日もあれば十分です。
私なんかは、それだけではせっかく富山まで来たのにもったいないじゃないかと思うのですが、妻はそのあたりこだわりがなく、時間が余ればぼ~っと景色を眺めているだけでいいというタイプなのです。旅に出ることだけで楽しいと思えるみたいです。

 

まあ今回は私が同行ですので、余った時間でオプションツアーを企画し、滝の落差日本一の「称名滝(しょうみょうだき)」に行ってみることにしました。ここは前日乗った富山地方鉄道で立山まで戻り、そこからバスという位置にあるのですが、それでは妻のメインイベントが削られてしまいますので、カーシェアでクルマを手配し、一日クルマで回ることにしました。
富山駅前の駐車場に停められていたのはトヨタのヤリスハイブリッドで、5万キロ乗られたクルマながら古びたところは無く、車内外共にまだ新車の雰囲気が残っていました。車体のサイズは我が家の愛車POLOとほぼ同じくらい(幅は狭い)で、ハイブリッドのパワーと硬めのサスでキビキビ気持ち良く走ってくれました。



富山駅前から称名滝までは1時間程、駐車場から結構な急こう配の道を1.2km歩かなければなりませんが、平日の朝11時前とあって周囲は私より年配の方も多数。皆さん杖を突いたりしながらも達者に歩いておられますので、私も負けるわけにはいきません。ヘトヘトになりましたが、、。
駐車場のあたりから周囲の山は見事に紅葉していて、一番いい時期だったのかも知れません。地元のTV局もドローン持参で取材に来ており、ニュース番組で放映されたものを翌日ネットニュースで観ました。同局のクルーはアルペンルートにも取材に来ていて、ケーブルカーやロープウエイでも一緒でした。

 




雄大な滝と見事な紅葉を満喫し、そこからは富山市内に戻って篁牛人記念美術館に行きます。経路上にあった立山博物館に立ち寄って「くたべ」という予言獣を観たり、たまたま見かけた日本料理店での昼食がかなり「当たり」だったりして満足し、篁牛人記念美術館に着いたのは14時頃、妻は篁牛人の作品を都内のどこかの美術館でたまたま観ていたく気に入ったらしく、熱心に観て回っていました。名前は知りませんでしたが、私もこの人の迫力ある水墨画作品はどこかで観た覚えがあります。
ここまで思ったより時間が掛かってしまいましたので、そのあとは駆け足になってしまいましたが、富山ならではの「売薬資料館」と、妻がぜひ行きたいと言っていた「呉羽山公園展望台」はおさえて、予定通り16時半にクルマを返却、17時の新幹線で帰ってきました。


予定を詰め込まないゆったり旅も好きだという妻ですが、アルペンルートや称名滝は気に入ってくれたようで、今度は雪の立山を見に行きたいと言っています。
そして翌日から十数日間ハイエースで旅に出る私にしても、いいタイミングでの奥さん孝行になったのではないかと思います。

 

 

 

 

 

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