シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

ハイエース秋の旅1・2日目:千葉~横須賀~船中泊~門司

 

妻と行った富山の旅の翌日、今度はハイエースで九州・四国・中国・近畿の旅の始まりです。
この旅は、極力節約すべく下道走行・車中泊が基本と考えているのですが、最初の目的地阿蘇までの下道走行はあまりにも効率悪すぎですので、横須賀から北九州市の新門司港までフェリーを使うことにしたのです。
初日、とは言っても横須賀港発23時45分のフェリーに乗るだけですから、自宅を出発したのは19時過ぎで、その日は5時間だけです。それでも集合指示時刻の1時間以上前には到着したのですが、待機スペースには既に多くのクルマが先着していて、私は後ろから数えた方が早い位でした。

 

 

私が乗船したのは「それいゆ」という船でしたが、まだ就航して日も浅いことからどこも綺麗で、気持ち良く過ごせました。
今回はステートSという一人用の個室を予約していて、列車でいえばA寝台クラスの幅のベッドに机椅子、コンセント、USB端子、TV等備わっていて、一人には十分でした。ただ、窓の無い縦2m×横1.5m×高3m位の単なる金属の箱ですから、閉所恐怖症の人には厳しいかも知れません。

 

金属の箱だからなのか電波の入りも悪く、ロビーなどではつながっている時でも部屋では殆どつながりませんでした。そもそも太平洋のかなり沖合を航行しますからロビーやデッキでもつながらない事の方が多かったですし、1回30分、5回までとされている船内WiFiも速度がかなり遅かったり、やはり電波状態が悪くつながりませんというメッセージが長時間出続けたりと、使い勝手は悪かったです。

 

当日は乗船できたのが23時30分頃、部屋で荷物を降ろしたらすぐ出航という感じで慌ただしかったですから、入浴も翌日として早々に就寝しました。
翌日は快晴で気持ちの良いクルーズ日和だったのですが、風が強いためにデッキへの出入りは禁止される時間帯も多く、確かに夜寝ている時も揺れは感じました。
それでも以前乗ったオーシャン東九フェリーでは、確か3回の乗船すべて台風や低気圧の余波で相当揺れまして、その時は波で持ち上げられた船首がドーンという大音響と主に海面にたたきつけられるような状態で寝ることもままならなかったり、波が高いので東京湾を出るところで一旦停船して様子見をすることになり、結局12時間以上遅れて徳島に着いたりと散々な目に遭っていますから、それに比べれば何のことはありません。前夜寝不足だったこともあって結構熟睡しましたし、翌日快晴の下で太平洋の大海原を眺めながら入る露天風呂は最高でした。

 

 

朝食・昼食は船内のレストランが混雑しそうでしたので、横須賀港近くのローソンでパンやサラダ、おにぎりなどを調達してきました。車中泊用に新しく用意したポータブル冷蔵庫も無事機能してくれて、十分使えることがわかりましたが、フェリー船内の階段を持ち運ぶにはちょっと重かったです。
朝・昼食は、冷蔵して温めなくても何とか食べられるものを買ったのですが、夕食は暖かいものが食べたかったので、船内のレストランで門司焼きカレーを食べました。チーズもたっぷり入っていてかなり好みの味でしたが、焼きカレーというよりカレードリアと呼んだ方がぴったりな気がします。

 

 

新門司港入港は定刻の21時、乗船はかなり後になった私ですが、停車位置の関係で、下船はトップバッターでした。先頭切って下りて行くのはかなり気持ちの良いもんです。
この時間から道の駅やRVパークに着いて宿泊準備をするのも億劫でしたから、この日は新門司港近くの安いビジネスホテルを予約していました。ただもう寝るだけですから、ホテルに行く前に、従来から下関と海峡を挟んで関門港と呼ばれ、北九州の中心でもあった、門司港駅の周辺の門司港レトロを見物して来ることにしました。

 

門司港は私の育ての親でもある祖母が生まれ育ち、祖父と家庭を持った地でもあります。教員だった祖母が、夏休みになどには良く門司の親戚に遊びに(祖母にとっては帰省)連れて行ってくれましたので、私にとっても懐かしい街なのです。もう殆ど忘れてしまいましたが、、。
JRの門司港駅は改修が終わりきれいになっていますし、各所のライトアップも美しかったです。土曜日の夜でしたが、22時前とあって流石にもう

人通りは少なく、クルマをちょっと停めて写真を撮るのもやりやすかったです。

 

 

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