シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

ハイエース秋の旅7日目:愛媛~香川

 

四国に上陸して初めての朝は愛媛県松山市の南方内陸部にある「道の駅なかやま」で目覚めました。寂しい道の駅でしたが、道の駅がある国道56号線は松山へ抜ける幹線道ですし、すぐ近くに松山自動車道のスマートICがありますので、夜中でも全くクルマの行き来が途絶えることは無かったみたいです。

 

朝5時半頃目覚めましたが、明け方はかなり寒かったです。この時刻にもうトイレ等の清掃を始めていて、ちょっと話を聞いてみると、近隣に住む主婦の方で、もう少し遅くなると混み始めて清掃が大変になるので、と言われていました。車中泊組はゴミを捨てるとか、トイレを汚すとか言われがちですが、こういった人たちのことを考えれば変なことはできませんね。

 

前夜近くのローソンで調達していたサンドイッチ等で簡単に朝食を済ませたら、すぐそばのスマートICから松山自動車道に乗り、香川県の高松市を目指します。この日は幼稚園からの幼馴染と高松で会う約束なので、下道でのんびりという訳にはいきません。幼馴染のその彼は、複数回の脳梗塞で半身が不自由となってしまい、車椅子での介助が必要ですから翌日の同窓会の参加が難しく、それならば、もう一人仲の良かった広島住まいの友人と待ち合わせて、高松の彼の家の近くで、3人プラス介助役の奥さん(彼女とも二人が結婚前交際していたころからの顔なじみです。)でお茶でも飲んで昔話をしようという趣旨なのです。

 

車椅子が自由に動けるスペースやバリアフリートイレがある、大きなショッピングセンターのイートインコーナーで会うことにして、昔話に花を咲かせました。とはいっても半身不随で言葉も不明瞭ですから、殆ど我々がしゃべることになってしまい、彼にとってそれで良かったのかどうか内心少し心配だったのですが、後日とても楽しかったとLINEを貰い安心しました。

 

その日の夜は高松泊まりでしたので、広島から来た友人と、また別の友人が合流して3人で高松で飲むことになりました。車椅子の彼もかつてはかなりの酒豪で、本当ならこういった場には居るのが当然の奴だったので、その点は寂しいですがこればかりは仕方ありません。
この日は同じ香川県の丸亀市に本店がある骨付き鳥の「一鶴」の高松店がお目当てだったのですが、18時くらいに行ってみると既に1時間40分待ちでした、、。
一鶴は昔は知る人ぞ知る丸亀の隠れた名店で、50~60年前我が家に同居していた亡き叔父が、飲み会の帰りによくお土産に買ってきてくれていました。幼い頃の私にとってとても懐かしい味なのですが、人気店になりすぎておいそれと食べられなくなったのは困ったものです。
一鶴は諦めて、高松(の飲み屋街)に詳しい友人の案内で、「おふくろの味」的な別の店で飲むことになったのですが、京都のおばんざいの店方式でカウンター上につまみがずらりと並んでいて、そこから好きなものを選んで注文すれば一人分を取り分けてくれます。この店は元々「汁の店」として営業していたのだそうで、最後に呑んだ味噌汁含めてすべての肴が美味しく、酒の味のわからない私にとっては大当たりでした。

 

 

 

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ