シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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ハイエース秋の旅10日目:香川

 

道の駅を併設した温泉宿で一夜を明かし、この日は家族4人で志々島という瀬戸内海に浮かぶ小島に向かいます。
私のふるさと近くのゆかりの島なのですが、私もこれまで一度も行ったことがありません。

 

子供たちはせっかく香川に来たんだから朝食もうどんというリクエストだったのですが、島に渡る定期船は日に数便しかなく、時間の都合もあってコンビニ飯で勘弁してもらいました。
それに前日の夜は地元の有名店でうどんとおでんの香川定番セットを食べていますので、まあいいでしょう。

 

 

島へ渡るのは漁船に毛の生えた程度の小さな船ですが、船体後部にはフェリーの開閉扉を小さくしたようなものが備え付けられていて、自転車や原付は載せてもらえるようです。我々が船に乗るのは宮ノ下港で、そこから20分程で志々島へ着き、船はそのまま隣にある粟島という志々島の本島格の大きな島の2つの港を経由して、須田港に向かいます。そして帰りはその須田港から逆向きに帰ってくる船に乗って出発点の宮ノ下港に戻るのですが、8:50に島に着き、11:35に島を離れるという3時間弱の短い滞在です。

 


 

3時間弱の滞在とはいっても、周囲4km未満、人口20人弱の小さな島で、ここにはクルマもありません。ゆっくり見て回っても3時間あれば結構満足できます。
島の売り物は樹齢1,200年の大楠で、この日は大楠の下でハープやオカリナの演奏会が開かれていました。確かに神々しい雰囲気のある大木です。
最後の写真はこの島独特の風習「埋め墓」で、遺体の埋葬地と墓参のための地を分ける両墓制です。今は火葬ですが、遺体の埋葬墓地のことを埋め墓、墓参のための墓地を詣り墓と言うのだそうです。山の中腹にあるお寺には通常と同じ墓石の並ぶ墓地(詣り墓)が別にありました。

 

島から戻ると昼時でしたので、香川最後の食事はやはりうどんというリクエストに応えて私の贔屓のうどん屋に行くことにしました。地元の汚い(失礼!)うどん屋なのですが、ここも近年SNSとかで紹介されて人気店となっているようで、駐車場は満車、店前にはかなりの行列です。それならばともう一軒に回ってみてもここもご同様、先日の「骨付き鳥 一鶴」もそうでしたが、うどんも年々食べにくくなっています。

 

そこで方針を転換し、これも私が高校生時代通っていた中華そばの店に行くことにしました。「源平」という店なのですが、地元のお婆ちゃんが一人で中華そばを啜っていたりして、50年経っても地元密着は相変わらずです。

 

 

この後、「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」という、日本のウユニ塩湖などと最近SNSで評判の砂浜(正直誇大広告だと地元民の私は思うのですが、タイミングが合えば驚くような景色に出会えるのは確かなようです。)や、紫雲出山(しうでやま)という瀬戸内海を見下ろす絶景ポイントに家族を案内し、JRの坂出(さかいで)駅まで家族を送り届けて私はまた一人旅に戻りました。

 

前日は中学校の同窓会だったのですが、この夜は高校の有志が集まって同窓会パート2を開いてくれました。瀬戸内の美味しい魚を食べさせてくれる店で散々飲み食いし、二次会は昔懐かしい昭和風情たっぷりのスナック(死語?)でした。みんな元気な爺さんたちで何よりです。

 

 

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