シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

ハイエース秋の旅15・16日目最終:奈良~大阪~千葉

 

奈良の友人宅で目覚めたこの日はもう旅の終わり、あとは千葉へ帰るだけです。これまでほとんど雨にも会わず、徳島での移動中に天候が崩れたのみでしたが、この日は朝からかなりの勢いで雨が降り続いていました。車を運転するだけですから問題は無いのですが、高速走行もありますので気を付けなければなりません。

 

本当はこの日大阪のお寺に永代供養の形で眠っている叔父と友人に手を合わせてから帰ろうと考えていたのですが、前夜友人との会話で、大阪を経由して帰るとなると、平日のこの日は大阪方向は通勤ラッシュに巻き込まれることになるし、その後も京阪エリアを抜けるにも一苦労なのでは?という話となり、友人宅を出る時点では今回大阪の寺へのお参りは中止して、西名阪・東名阪で直接名古屋方面を目指す積りになっていました。

 

朝食を頂き、食後のコーヒーを飲みながらゆっくり談笑して、名残惜しいですがお暇することにしました。奥さんも旧知の仲ですから、3人で居ると話が尽きません。
友人宅を出発してすぐコンビニに立ち寄って飲み物等を購入し、これからのルートを再検討したのですが、高速を使って帰れば意外と早く帰れそうです。招待されている結婚式は明後日なので、翌日の夜までに帰るとすれば全く急ぐ必要はありません。

 

それならばやはり当初予定の通り叔父と友人の眠るお寺に寄って行こうと方針を変え、大阪の天王寺にある「一心寺」というお寺に向かいました。宗派問わずの永代供養をかなり昔からやっていることで有名なのだそうです。
結構な雨が降る金曜日の朝とあって、奈良から大阪へ向かう阪神高速は激しい渋滞で、森之宮までの20km余りで2時間近くかかりましたが、まあそれは覚悟の上ですのでのんびり渋滞にはまり込んで進みました。こんな気分で心穏やかに渋滞を進むのは珍しい事です。

 

 

一心寺のすぐ南側、天王寺動物園の一角には、大坂冬の陣で徳川家康が、そして夏の陣では真田幸村が陣を構えた「茶臼山」があります。私は叔父が亡くなってすぐの頃ここにお参りに来て立ち寄った事があるのですが、山といっても前日見たキトラ古墳などより小さい位のちょっとした丘に過ぎません。ですが、家康や幸村が当時ここに床几を据えて座っていたのかなあなどと考えると結構感動したものでした。

 

お参りを終え、その後は途中のPAで仮眠したり昼食を食べたりしながら、第二京阪道路、京滋バイパス、新名神高速道路とつないで愛知県豊川市の東名高速赤塚PAまで来たところで夕方となりましたので、ここで車中泊することにしました。
翌日になってようやく天気も少し回復して来ました。あとは最後の一日を無事に自宅に帰るのみです。

 

 

しかしここから千葉の自宅までは東名・新東名が順調に流れれば4時間余りしかかからず、6時出発で10時過ぎには帰れてしまいます。
そこでこの旅本来の方針である下道重視に立ち返り、途中から国道1号線に下りて、富士市あたりからは富士山の裾野に沿って走り、また東名・保土ヶ谷バイパス・湾岸と走って16時頃無事帰宅しました。
途中御殿場では対向車線が都内・神奈川・千葉等のナンバーのクルマで大渋滞していて何事かと思ったら、路線沿いにある太平洋クラブ御殿場コースで、三井住友VISA太平洋マスターズという大きな大会が開催されていたのでした。

 

 

10月下旬に出発して11月上旬まで、16日間、21都府県を走り、総走行距離は2,500km強、15泊の内訳は船中泊1、ホテル・旅館泊6、友人宅泊1、車中泊7の旅でした。
8月に車検受けで納車されたばかりなのですが、以降既に6,000km近く走っていて、早くも「AdBlue」残量警告が表示されました。Adblueは、ディーゼルエンジンの排出ガスを浄化するために必要不可欠な高品位尿素水で、これを補充したりするのも初めての経験となります。

 

 

最後に、旅行中に起きた笑えないエピソードを一つ。
阿蘇の大観峰近くの展望台で外輪山の内部を見下ろす絶景を堪能し、さあ帰ろうかとなった時に、後ろを良く見ずにバックしてしまい、後バンパーをコンクリート片の小山のようなものに激突させてしまったのです。
砂利敷きの広い展望台の真ん中あたりに、過去立っていた標識を取り壊した残骸らしきコンクリート片を集めて背の低い小山のようにしてあったのが、目視では全く見えず、後バンパーが無残に凹んでしまいました。凹んだというより割れたという方が近いです。とてもショックでしたが、叔父叔母たちを乗せている手前、笑顔で何気ない風を装いました、、。正に顔で笑って心で泣いてという奴です。幸いバックドアや左右フェンダーは無事でしたので樹脂製のバンパーだけを交換すれば済みそうで、ネットにはハイエースの部品は多く出回っていますのでこのバンパーも1万円前後で購入できますし、DIYの手順も動画で沢山紹介されていました。
早速旅の途中で同色のバンパーをネット購入し、帰宅時には既に到着していましたので、時間を見て交換作業です。
ハイエースは真後ろの低いところは死角になりますが、バックモニターも付いているのですからこれは言い訳にはなりません。対人でなくて本当に良かったです。
その後はバックにはかなり慎重になり、これまでどちらかといえば振り向いて目視が主であったものを、バックモニター凝視に変えていっています。古いタイプのドライバーである私には未だに違和感はあるのですが、、。

 

 

 

 

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