シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

世田谷をブラブラ<前編>

 

撮り溜めたTV番組を消化していたところ、「ブラタモリ」というお気に入りの番組で東京都世田谷区にある豪徳寺が紹介されているのに出会いました。
沢山の招き猫が奉納されているので有名なお寺ですが、無数の招き猫が並んでいる場面を見て、一度行って見るかということになりました。

 

パッとしないお天気でしたが、夜まで雨にはならないとの事でしたので予定通り決行。豪徳寺近辺は私の学生時代の生活圏でもありましたから、ついでにその頃暮らした街も見て来る事にして、まずは新宿から小田急線で下北沢に向かいました。

 

下北沢は学生時代の2年間ほどアルバイトに通った街です。南口商店街にあったパチンコ屋さんでのホール係という、あまり学生にはふさわしくないバイトでしたが、美味しい賄い付きで割のいいバイトでした。そしてここは今や売れっ子となった某女優さんの実家だったんだそうです。当時彼女はまだ生まれていませんし、一介のバイト生にはその後の事を知るすべもありませんでしたが、、。
今は地下化された小田急の階段を上って地上に出ると、当時の南口は無くなり、駅前風景も様変わりしていました。ただ若者が多く闊歩しているのは当時のままで、今も若者の街なんですね。
昔米軍放出品などを安く売る店があった市場も姿を消していますが、今でも古着の店などが点在していて、当時の面影は何となく感じられました。

 

 

下北沢から井の頭線に乗って2つ目の東松原駅が、私が暮らしたアパートの最寄り駅です。ここから西方向の少し高台になったところが松原という高級住宅街で、その中の広い庭を持つお屋敷の一角に建てられた、小じんまりした学生アパートで暮らしていたのです。完全な住宅街で、家並みは殆ど変わっていますが道路はそのまま、歩いていると記憶が甦って来てとても懐かしかったです。自分のアパート跡も特定できました。
当時は広い敷地のお宅が並んでいましたが、今はそれが分割されて数軒の建売りらしき住宅に分かれています。広い宅地を相続維持して行くことは今の日本の税制では難しいのでしょうが、風情ある街並みが残せないのは残念ですね。とはいってもこのあたりの戸建て住宅はいくら狭くても億クラスなんでしょうが、、。

 

そこから更に西に歩いて、世田谷線の松原駅を目指します。豪徳寺の最寄り駅は世田谷線の宮の坂駅ですから一本で行けます。世田谷線も当時松陰神社や三軒茶屋方面に住んでいた友人宅に行く時にたまに使った覚えがありますが、アパートからは徒歩で松原駅まで20分近くかかりますし、路面電車並みに遅く本数も少ないので、当時世田谷区内をくまなく走っていた東急バスのお世話になることが多かった気がします。

 

松原駅まで来たところで丁度お昼時となりましたので、駅前にあった典型的な町中華「光竜」さんでお昼ご飯にしました。私はニラレバ炒めに小ライスですが、思ったよりはるかに盛りの良いニラレバ炒めで、かなり苦労して完食しました。でも味は絶品、妻のラーメンとチャーハンも一口もらいましたが、昔懐かしい町中華の味でした。
盛りが良い事が知られているのか、周囲の工事現場で働いていると思われるガテン系のお兄さんたちが次々に訪れて大盛況でした。小ライスで持て余し気味な私とは違い、大盛りライスをガーッと食べて、ごちそうさん!と帰って行きます。若いっていいですねえ~。

 


光竜の横には、これまた入って見たいと思わせるようなレトロな喫茶店があったのですが、昼ご飯でかなり満腹でしたので、このあと少し歩いてからお茶にしようということになり、目の前の松原駅から三軒茶屋行の電車に乗りました。

 

ここからようやく本題の豪徳寺なのですが、例によって前置きが長くなりすぎましたので、後半に続くこととします。

 

 

 

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