シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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明けましておめでとうございます。

 

明けましておめでとうございます。
元日の我が家は、まず外房の蓮沼海岸で初日の出を拝んだ後、成田山新勝寺へ初詣に行き、妻の実家に年始の挨拶に寄ってお節やお雑煮を頂いてから帰る、というのが恒例となっています。
ちなみに元旦とは1月1日の午前中限定の言葉なのだそうですから、この場合はやはり元日が正解です。

 

成田山新勝寺は名前の通りお寺です。昔私は、大みそかの除夜の鐘は当然お寺だとしても、初詣は神社に行くのが普通だと思っていたのですが、千葉に越してきてからは成田山新勝寺が我が家の初詣先となっています。初詣の人出ランキングで見ても、一位は明治神宮、二位が成田山新勝寺、三位が川崎大師で、ベストスリーの内2つまでもが寺院ですから、大晦日=寺院、元日=神社という固定概念も実は必要ないみたいです。

 

元々初詣は自宅近くの氏神様(自分が住んでいる土地を守ってくれている神様)にお参りするものでしたが、江戸時代に「恵方詣(えほうもうで)」(その年の吉をもたらす方角にある社寺にお参りすること)というものが流行し、初詣は氏神様以外にも広がっていったのだそうです。今は「恵方巻」という風習として残っていますが、これは多分に商業主義的な企みのにおいがします。
ここで「社寺」とあるように、お参りするのはやはり神社でも寺院でもどちらでも良く、そもそも明治期の「神仏分離令」以前は「神仏習合」で多くの神や仏は区別なく信仰の対象とされていたようですから、神社にこだわる気持ちがあるのは明治以降の国策に沿った神道優先の名残なのかも知れません。
タリバンがバーミヤンの仏像を破壊して世界的に非難されたことがありましたが、この時の日本の「廃仏毀釈」もそれに劣らない程の愚行だったと思います。

 

今年の年末年始、天気は余り良くないという予報で、初日の出は拝めないかも、と思っていたのですが、大晦日までで天候は好転、元日の千葉県は全域晴れ予報に変わりました。
年末から帰省して来ていた息子含め家族4人で愛車POLOに乗り込み、早朝4時に外房へ向けて出発。例年なら完全防寒で出かけないと寒さに震えることになるのに今年はかなり暖かく、気温も8~9℃以下には下がりませんでした。
POLOよりも室内の広いハイエースの方が後部座席は楽なのですが、何せ完全商用車であり、だだっ広い後部荷室にはヒーターもエアコンもありませんから、この時期後ろに乗るのはちょっと厳しいです。

 

途中コンビニ休憩をはさんで蓮沼海岸に着いたのは5時半過ぎ、日の出時刻は6時40分過ぎですから駐車場でしばらく時間調整をしますが、この駐車場が年々混み合ってきて、早めに到着しないと駐車できない状況となってきています。今年も最後の2~3区画に滑り込みでした。

 

日の出時刻より少し早めに浜へ出て水平線の変化を眺めるのも楽しいのですが、蓮沼海岸は予報通り例年にない暖かさで(と言ってもやはりダウン等着込んでないと寒いですが、、)、日の出を待つ間もさほど苦ではありませんでした。

 

 

そこから成田に向かうのですが、途中の道の駅でトイレ休憩を兼ねて、車中で今年初めての朝食です。前夜の内に妻が用意していたお握りと玉子焼き(今年は失敗して焦げてしまったそうです。)、ウインナー、ちくわの磯部揚げなどですが、子供たちの元日の思い出はこれとセットなんだとか。

 

 

成田山新勝寺では前年の破魔矢を納めて新しいものを頂き、おみくじなどを引いて帰ります。今年は大吉でしたから、何かいいことがある予感です。
8時過ぎには既に初詣の第1波が引いていて、比較的ゆっくりお参りできる穴場の時間帯なのですが、今年は途中でゆっくりしすぎて到着が10時頃になってしまい、既に第2波の入場規制で参道まで行列がつながっていて、お参りを終えるのに1時間以上かかってしまいました。

 


参道には色々食欲をそそるものがあるのですが、この後は義父母宅でお節やお雑煮を頂きますので、買い食いは最小限に抑えるのが例年の決まりです。
義父母宅では、お屠蘇(運転手の私は除く)、お雑煮、お節をふるまわれ、その後全員で仮眠させてもらい、また夕食を御馳走になってから帰宅する、というのがパターンだったのですが、義父母も徐々に高齢となり家事の負担が体に応えるようになっていますから、今年からは成田山からひとまず自宅に直帰し、仮眠した後で夕方改めて義父母宅に伺うことにしました。我々が4~5時間仮眠する為に年末の早い時期から4人分の寝具を干したりして準備してもらっていましたので、それをなくすだけでもかなり負担は減ると思いますし、お節などは我が家からも持参することにしました。
よって買い食いも今年は解禁とし、煎餅や海鮮串などを思い思いに購入して小腹を満たして帰宅しました。
その後自宅で仮眠をして、夕方義母宅でお節やお雑煮を食べ、我が家の一部修正元日恒例行事が終了、2024年が始まりました。

 

<追記>

義父母宅に着く直前に能登地方で大きな地震があり、我々はクルマで走行中でしたので揺れは感じなかったのですが、緊急地震速報が家族4人のスマホで同時に鳴り出してビックリしました。能登が震源なのに関東にまで警報が来るというのは相当大きな地震だなと思ったのですが、義父母宅に着いてみると予想通り大変な地震でした。元日早々被災された方にはお悔やみ申し上げます。被害が大きくないことと早い復興をお祈りします。

 

 

 

 

 

 

 

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