年始最初のお出かけは、安房郡鋸南町にある佐久間ダム親水公園の水仙見物、10時頃妻の運転で出発しました。年末年始休み中の娘も誘ったのですが連日の飲み会で疲れ気味の娘はこの日は休養日にするとの事で留守番です。
夜の内は雨が降っていたようで、路面もまだ濡れていましたし空模様もすっきりしませんでしたが、京葉道から舘山道に入ったあたりから急速に天候が回復し、きれいな青空となりました。市原付近では富士山もきれいに見えていて、年始早々良い気分でした。
最初は鋸南保田ICで降りて佐久間ダム親水公園に直行する積りだったのですが、丁度昼時でもあり、せっかくここまで来たのならちょっと足を延ばして館山まで行き、寿司を食べることにしました。以前たまたま入った安房神社前の寿司屋さんがとても美味しくて、機会があれば家族にも食べさせたいと思っていたのです。
舘山道の終点富浦ICを降りれば20分程で安房神社前に到着します。そこにある鮨芳という店の地魚の握りがとても美味しくて、普段は魚よりタコ、エビ、貝、魚卵等を好む私なのですが、白身魚主体のこの寿司は一度でお気に入りとなったのです。
12時半頃到着し、先客は家族連れ3人だけ、我々が食べている時に1名の予約が入ったくらいで、ゆっくり食べることができました。
その日によって魚種は変わるようですが、地魚主体に8貫、この日はヤガラ・真鯛・石鯛・太刀魚・キンメ・しめ鯖など、一手間入れた寿司がとても美味しく、妻も大満足のようでした。
食事が終わり、せっかく安房神社の前まで来ているので、安房一の宮である安房神社にお参りして行こうと思ったのですが、初詣客で駐車場待ちの長い行列ができていましたので断念し、舘山道を戻って本来の目的である水仙を見に行くことにしました。
その前に、保田まで来たのなら寄りたいところがあるという妻のリクエストで、一つ手前の鋸南冨山ICで降りて、道の駅きょなんの敷地内にある「菱川師宣記念館」に行くことにしました。切手の「見返り美人」で知られる浮世絵作家の菱川師宣はここ保田の出身なんだそうです。
妻は師宣に関する本を読んでこの記念館の存在を知ったのだそうで、私もこの道の駅に来たことはあるのですが、隣接して建つこの記念館には気付きませんでした。
丁度1月3日から「浮世絵美人」という特別展が始まったところで、師宣だけではなく北斎や歌麿の作品も展示されていて中々興味深い美術館でした。
記念館の裏手には東京湾に面して鋸南町の公民館があるのですが、その横手から海岸に出ると、富士山がきれいに見えていました。
そこから道の駅保田小学校、鋸南保田ICの前を通って佐久間ダム親水公園に近付くと、もう道端にも水仙が沢山咲いていて、あたりには水仙の良い香りが漂っています。ここには2年前の2月、娘も含めた3人で、ここでは頼朝桜と呼ぶ早咲きの河津桜を見物に来ましたが、私はその他にもバイクで何回か来ていて、私のこのブログのヘッダー画像はここの頼朝桜をバックにした愛機R1200Rの写真なのです。
上天気で南房総では気温も15℃以上ありましたので、しばらくあたりを気持ち良く散策して水仙を堪能し、鋸南保田ICからまた舘山道に乗って帰宅することにしました。この日は1月4日で仕事始めの会社もあったのでしょうが、営業活動は始まっていないところも多かったのか営業車・トラックの数が少なく、とても走りやすい道路状況でした。普段なら3時間はたっぷりかかる行程を往復とも2時間半かからず走り切れましたので、終日運転した妻も楽だったみたいです。