シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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人間ドックに行って来ました。

 

都内の検診機関で人間ドックを受けてきました。
この人間ドックの事を語る時、ドックに「入る」が正しいのか「受ける」が正しいのか、いつも表現に迷います。
人間ドックは、ドックという言葉で連想される通り、船の「DOCK」から来ていますが、船の場合は迷いなくドックに「入る」です。しかし人間ドックの場合は実質は検診ですから、その場合はドックで(検診を)「受ける」ということになります。ここでは人間ドックを「受ける」という表現にしました。

 

人間ドックという言葉の由来は、戦前、某政治家が東大病院に健康チェック目的で入院した際の記者会見で、病気ではないことを表すために航海から帰港した艦船がドライドックに入る事に例えたことから生まれたのだそうです。「ドック」には病院という意味の俗語もあるようですが、一般的にはこの船を点検・修理するためのドックに由来するといわれています。 船が次の航海で事故を起こさないよう、故障していなくても点検・修理をするために入る場所ですから、上手くたとえたものだと思います。
日本における人間ドックは、1954年7月12日、国立東京第一病院(現在の国立国際医療研究センター)で「短期入院精密身体検査」として始まったとされていて、この日は私が生まれる前日、70年前の事です。 

 

私が最初に人間ドックを受けたのは、40歳の時、横浜の病院でした。会社の健康保険組合の施策として、30歳、35歳のポイント年齢と、40歳以降は毎年、人間ドックの補助が受けられる制度があったのですが、35歳の時にはまだ独身で健康に対する意識も低く、受診の気持ちもありませんでした。(30歳時点ではまだ入社しておらず、、)
38歳で結婚、39歳で長男が生まれ、40歳の頃には家族への責任感、将来に備える意識も徐々に高まっていましたので、以降は年1回の定期健康診断と並行して人間ドックも毎年受けるようになりました。
人間ドックについては否定的な意見も多いようですが、私は人事部所属で、健康診断や人間ドックを主管する立場でしたし、病気を早期発見して重大疾患に至る前につぶす、という考えにも賛同していましたので、率先して受けることに迷いはなかったです。

 

人間ドックと言っても半日コースの簡易なものですから、当初は会社の健康診断に腹部エコーや心電図検査等が加わった程度のものでした。ですから検査云々よりも、半日ゆっくりと検診を受けて、最後に提供される昼食で前日から絶食していた空腹を満たす、というリラックス時間が気に入っていました。

 

以降30年の間に人間ドックも徐々に進化してきて、現在ではレントゲンは胸部CT検査に、胃のバリウム検査は胃カメラに変わっています。以前は通常の病院業務と並行して人間ドックの検査も行ない、結果として他の患者さんと待合室で肩を並べて待つ、という病院が多かったのですが、今では健康管理センターとして別機関で人間ドックを開催する病院も多く、静かでゆったりした空間で受診できるところが多くなってきました。ここ10年私たち夫婦が受診している病院もそうで、今年からは母体である大学病院から完全に離れたところに施設を移し、全く独立した運営となりました。できたばかりでピカピカの施設・設備でしたからとても快適でしたし、昼食も豪華(といっても健康配慮メニューではあります。)で美味しかったです。

 

 

 

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