シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

久しぶりに近所を散歩

 

三連休の最終日、混む連休に出掛ける事はあまりしない我が家ですので、ずっと家でのんびりしていたのですが、天気も良かったので午後から妻と近所で散歩でもしようかということになりました。我が家は、とは言っても、若い娘は3連休フルに使って元気に旅行中でした。
日頃運動不足なので散歩位はやらなくちゃと思いながらも中々実行はできておらず、散歩目的で出掛けたのは多分昨年秋以来です。

 

この日散歩の出発点とした近くの公園では、マルシェも開かれていて、家族連れが大勢ボール遊びなどに興じていました。この公園には、我が家でも子供たちがまだ小さい頃、やはりボール遊びやバトミントンをしに来たのですが、当時この公園はまだできたばかりで樹木も育っておらず、暑い日には日差しを遮ってくれるものが無くて閉口したものでした。
それから20年程経過した今は木々も大きくなり、子供たちを遊ばせるには格好の公園になっています。

 

 

まずは公園を一巡りして、マルシェに出店していたキッチンカーでオーガニックコーヒーを飲んでから近隣の散歩に出掛ける事にしました。軽ワゴンをDIYしたと思しきキッチンカーで、脱サラ風の中年男性がドリップコーヒーを注文の度に一杯ずつ豆から挽いて入れてくれます。私は「コンゴ ローランドゴリラ」というものを頼んだのですが、豆としてはコンゴ産のもので、ローランドゴリラとは、この豆の収益金のいくらかがコンゴのローランドゴリラ保護のために使われるという仕組みを表しているのだそうです。「タンザニア チンパンジー」などもあり、コーヒーを飲んで絶滅危惧種保護の応援ができるのは素晴らしいですね。

 

一休みしたらこの公園周辺の畑や点在する民家を縫う小道の散歩に出発です。北総のこの辺りは梨の名産地で多くの梨畑があるのですが、夏の収穫に向けて既に畑仕事に精を出す農家の方の姿がありました。一方でこの周辺は駅周辺から徐々に宅地化の波が拡がってきており、この間までの梨畑や雑木林が幾つも更地になって来ています。空家住宅が社会問題化していて、この周辺でも沢山の空家があるのに、こんなに新築住宅を建ててどうするのだろうと思うのですが、新築信仰が強い日本ではやむを得ないのでしょうか?

 

周辺では梅の木が花を咲かせていて、歩いていて梅の香りがただよって来るといい気分になります。以前にも散歩で立ち寄ったことのある寺院の庭でも梅がきれいに咲いていて、泉水では丸々と太った錦鯉が悠々と泳いでいました。
このお寺の門前には寺院には似つかわしくない鬼か悪魔のような像が置かれているのですが、それまで色々な所でこの像を見た覚えはあったものの、何なのか全く知りませんでしたから、以前来た時にその由来を調べてみました。そしてこれが「元三大師(がんざんだいし)」という高僧であること、僧侶とは思えないこの姿は、平安の昔この方が自ら鬼の姿となり、疫病神を退散したときの姿を写し取ったもので、「角大師(つのだいし)」などと呼ばれている事を知りました。この姿を刷った「お札(おふだ)」は、魔除けとして知られ、特に江戸時代以降、日本中の家々の入口に貼られてきたのだそうです。

 

 

公園を歩き始めてから2時間程、のんびり寄り道しながら約8,000歩のぶらり散歩でしたが年寄りには十分でしょう。これから陽気も良くなってきますから、桜旅に出る前に1~2度は散歩に出て、桜見物の足慣らしをしておきたいですね。

 

 

 

 

 

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