シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

雨のため外苑散歩は断念、秋葉原の万世本店で排骨麺

 

この日は3カ月に一度の定期検診で都内の病院に向かいました。朝一の血液検査、その結果を受けての問診は、順調なら11時過ぎには終わりますので、それから国立競技場そばのホープ軒で早めの昼食を食べ、競技場や神宮外苑のあたりをのんびり散歩しながら外苑前か青山一丁目の駅まで行って地下鉄で帰るのがこの日のルーティンです。

 

ただこの日は朝から冷たい雨が降り続いていて、全て終わって病院を出る時もまだ止んでいませんでした。通勤時間帯の電車なので折り畳みの小さい傘しか持っていませんでしたし、霧のような細かい雨が風に乗って横から降ってくる感じで、少し歩くと服がじっとり濡れてきます。気温も5~6℃と寒かったですから、ホープ軒のラーメンと散歩は諦めて、別のところで昼食をとって帰る事にしました。

 

最初の候補は神田駅のすぐ前(高架下)にある伊勢本店というところの親子丼でした。本来は焼鳥屋なのですが、ランチメニューの親子丼が絶品なのです。
そしてJRで神田に向かっている途中で、そういえば秋葉原の万世橋たもとにある万世本店が建て替えとかで3月末で営業終了すると発表されていたのを思い出しました。この万世にも同じ病院帰りのタイミングで何度か寄ったことがあるのですが、3か月後の次の検査日には既に万世は無くなっていることになりますので、それなら万世でステーキかハンバーグでも食べて帰ろう、という気になりました。

 

この日は検査や問診がやけに順調に進み、11時前にはJR総武線に乗っていましたので、秋葉原には11時10分頃到着しました。写真は人の流れが切れたタイミングで撮っていますので人けが無いように見えますが、冷たい雨の降る平日の昼前にも関わらず、秋葉原は外国人観光客や日本人の若者で一杯でした。

 

 

ここから万世橋はすぐそばですので、11時15分には万世に到着、開店は11時半ですのでしばらく待つかと思っていたら、何やら行列ができています。近付いてみると、これも万世本店名物の排骨麺、万世では排骨拉麺といいますが、その行列でした。このコーナーだけは既に開店していて、やはり万世閉店を知ったお客さんが多数訪れているみたいです。
元来行列には並ぶことのない私なのですが、この日は多少混んでいてもやむを得ないと覚悟をしていたこともありますし、それにステーキ・ハンバーグにしてもどうせ開店の11時半までは待つのだからと考えて、行列横の券売機で食券を買い、排骨麺の列に並ぶことにしました。

 


報道を見てもここの看板の文言を見ても、万世が閉業する訳ではなく建て替えだという事は伝わりますので、これでここのメニューが食べられなくなる訳ではないのですが、やはり歴史あるこの建物で食べた料理の記憶というのは特別なものがあるのでしょうね。私なんかは大人になってからの記憶ですが、小さい頃親に連れられて来た、という事をコメントされていた方も多かったです。

 

当初の親子丼がステーキ・ハンバーグに変わり、更に排骨麺となった訳ですが、正直私は排骨麺は大好きでも、万世の排骨麺にそこまでの思い入れはなく、過去ここで食べたのも1回か2回だけだったと思います。そしてその時は、一回裏のこの居酒屋スペースではなく、地下で食べたような記憶があります。
20人程の行列が20分あまりで解消し、11時40分頃には席に着きましたので回転は良かったです。運ばれてきた排骨麺は上に乗った排骨がカリっと揚がり、しっかり味も付いていてとても美味しかったです。麺・スープはまあこんなものかな?という印象でしたが、排骨の美味しさで全て許します。

 

 

カウンターだけのスペースで排骨麺のほぼ単品メニューですから、皆黙々と面を啜って排骨を齧り、ごちそうさんと帰って行きます。こんなに回転が良いのに平日昼前の時間帯に行列ができるという事は、やはり廃止が決まったローカル線に大勢の人が押し掛けるのとおんなじ構図なんでしょうか?それとも万世の排骨麺は平常時からこんなに繁盛していたんでしょうか?

 

 

 

 

 

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