シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

確定申告が何とか終了しました。

 

今年も2月16日から確定申告の受け付けが始まっていたのですが、必要な書類やデータがほぼ入手できて、申告準備が始められるようになった年明け以降も殆ど放置状態となっていました。
勿論いつも気にはなっていて、頭の片隅では「そろそろやらなくちゃ、、」と思ってはいたのですが、最初の頃の申告作業そのものへの興味・楽しさが徐々に薄れ、更に今年はインボイス制度が始まって、何だかめんどくさそうだったのと、どうせ差額徴収されるんだろうという思いが相まって中々やる気にならないというのが実情でした。

 

しかしそうはいっても、申告さえすれば過払い所得税の還付を受けられるのはまず間違いありませんから、このまま放置する訳には行かず、重い腰を上げてまず昨年の帳簿の締切り及び決算処理に取り掛かったのが2月の初め、何とか確定申告用の数値を取りまとめたのが2月の10日過ぎでした。
それですぐ申告にかかれば16日の受け付け開始にも十分間に合ったはずなのですが、そこで力尽きてまたしばらく放置状態となり、先週の3連休で何とか気力を奮い立たせて、2日前にやっと所得税と消費税の申告を終えました。

 

心配していた消費税の徴収額は思った程ではなく、それは一安心でしたが、これについてはやはり釈然としない思いが強いです。
昨年のインボイス制度導入時、それまで免税事業者であった零細個人事業主の私は、今回も当然非課税事業者で良いと思っていたのですが、取引先から登録事業者とならないのなら消費税分を差し引くと通告され、結果的に登録せざるを得ませんでした。国税庁のホームページには、「インボイス制度を盾にして仕事の受注を減らす行為は、独占禁止法に抵触する場合があります。インボイス制度を理由に不当な交渉を持ちかけられたら、公正取引委員会の各事務所への相談を検討してみてください。」とあるのですが、国税庁の窓口で頼りになる返答は得られませんでした。公取に訴え出て、取引先と正面切って争うだけの気力もありませんでしたから結局登録事業者となったのですが、私のような弱い立場の個人事業主は多かったんじゃないかなと思います。

 

私が確定申告をやり始めたのは2015年分からなのですが、当時は給与生活者でしたから当然会社が年末調整はやってくれていて、ひとまず過払い所得税の還付も受けていたのですが、その頃家族4人分の医療費がかなりの額となっていましたので、医療費控除を受けるのが目的でした。当時既に国税庁のホームページで確定申告用のフォーマットはダウンロードできましたが、その先はまだ全くアナログで、手書きで数値を記入し医療費の領収書(レセプト)を添付して、最寄りの税務署の特設申告窓口に出向く必要がありました。申告期間中の税務署は長蛇の列で、遅々として進まない行列に並んで、イライラしながら申告していたのを思い出します。
それから今年で9回目の確定申告ですが、その後ダウンロードして作成した書類を郵送でも受け付けてもらえることになり、手書きではなく入力する方式となり、医療費のレセプトは添付不要となり、そしてついにはe-TAXが導入されて完全オンラインで申告は終了するようになりました。
この10年弱でかなりIT化が進んだのは実感しますが、あとはマイナンバー制度を活用して、個人の医療データや保険・年金の加入状況を一元管理、提供してくれるようになればもっと便利になります。まあその頃私は完全年金生活者となり、申告の必要もなくなっているのでしょうが、、。

 

 

 

 

 

 

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