シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

車中でのBGM

 

先日東京国立博物館に「建立900年 特別展『中尊寺金色堂』」を観に行ってきたのですが、このきっかけとなったのがクルマの中で聞いているFM放送でした。最近まで車内ではスマホからAmazonMusicの音楽を流したり、radiko(ラジコ)というラジオアプリで音楽専門チャンネルを聞いていることが多かったのですが、それはラジオ番組での喋りがだんだん鬱陶しくなってきたからでした。

 

親のクルマに乗せられていた頃、車内で聞く音楽といえばカーラジオから流れる曲一択で、今は亡き忌野清志郎のRCサクセションが、スローバラードという曲で「カーラジオからスローバラード、、」と歌っていたとおりです。
それが私が免許を取った頃には8トラックという方式のカーステレオが登場しており、更にそれがカセットテープ方式に進化して、自分が好きな曲を車内に持ち込めるようになりました。レコードを友人たちと貸し借りしながらカセットテープにダビングして、自分なりのミュージックテープを作り、ドライブのお供としていたのですが、アナログのレコードでしたから、通常再生で最初から最後まで付きっ切りとなり、とても時間が掛かったものでした。

 

その後CDがレコードにとって代わり、ダビングも飛躍的に楽になりましたが、一方ラジオ放送の方もFM放送が台頭して来て、音楽と言えばFMとなってきました。
アメリカンな雰囲気の番組がずらりと並び、かつての米軍放送FEN(ファーイーストネットワーク:極東放送)を思わせる番組作りは若者の支持を集めたと思います。車内に持ち込む手持ちの音源には限りがあり、いくら好きな音楽とは言えその内飽きてきますので、私もその頃はFM放送を流しっぱなしで運転することが多くなっていました。ところが徐々に、そのアメリカかぶれした雰囲気と、英語交じりのしゃべりすぎパーソナリティに嫌気がさしてきて、冒頭書いたような車内音楽環境にまた移行していたのです。公共放送から手持ちの音源に戻ったということになりますね。

 

そんな私がクルマの中でもっぱらFM東京を聞くようになったのは、やはり同じ曲ばかりを聞くのにまた飽きてきたというのが一番の理由です。サブスクでほぼ制限なく曲を聞けるとは言っても、やはり好みの音楽はありますので、そればかりを聞いていると徐々に飽きてきますし、radikoもラジオNIKKEIという、基本的に音楽流しっぱなしのチャンネルだったのですが、こちらもずっと聞いていると番組制作者の好みがモロに表れてきて、またこの曲か!という事が多くなってきました。

 

そして今またFM放送が始まった頃良く聞いていたFM東京に回帰している訳ですが、それは現在FM東京の平日日中の番組を受け持っているパーソナリティたちのしゃべりが、過度にうるさくなくて性に合っていたから、というのに尽きます。
主なところをあげると、

6~9時:タレントのユージ
9~11時:フリーアナウンサーの住吉美紀
11~11時半:故坂本龍一の娘であるミュージシャン坂本美雨
13~15時:元乃木坂46の山崎怜奈
15~17時:元SMAPの稲垣吾郎とベーシストのハマ・オカモトの日替わり
17~20時:脚本家のマンボウやしろ

間には短い番組が挟まっていますし、平日全てこの編成という訳ではないのですが、まあ日中出かけている間はほぼこれでカバーできます。
今回中尊寺金色堂の特別展を知ったのは住吉美紀の「ブルーオーシャン」という番組で、バリバリの帰国子女である彼女は英語を喋れば当然ほぼ母国語レベルですが、通常の喋りではアメリカかぶれっぽい匂いは全くなく、さすが元NHKアナウンサーです。

 

その他では山崎怜奈の「誰かに話したかったこと」もお気に入りで、彼女の声・笑い方・受け答えなどがとても耳に心地良いです。乃木坂時代の彼女のことは全く知りませんし、顔と名前と声が一致したのも最近のことなのですが、聞けば忙しい芸能生活の傍ら慶應義塾大学の環境情報学部を卒業した才女なのだそうで、その片鱗がうかがえる番組です。

 

バイクでは今もAmazonMusicで音楽を聴きながら走っているのですが、radikoならFM東京も聞けますから、今後は両方を併用してみようかとも思っています。ただ静かなクルマの車内とは違って、騒音にまともにさらされるバイクのインカムではパーソナリティのしゃべりは殆ど聞き取れないと思いますが。

 

 

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