永年の夢だった桜前線を追う旅が、いよいよ始まろうとしています。
現役の頃から、定年になって時間ができたら安いキャンピングカーを買って寝泊まりしながら桜を追いたいと妻にも話していて、昨年夏には足でありベースともなるハイエースを購入しました。
色々考えた末、本格的なキャンピングカーは諦めてシンプルに車中泊ができるだけの装備をしたワンボックスを使う事とし、手頃なハイエースを入手したのが昨年の８月、すぐ足慣らしの東北一周旅に出掛けて、色々な不具合・改善点も見つかりました。
その後、秋には祖母の墓参りと中学校の同窓会出席、奈良に住む友人宅訪問を兼ねて九州・四国・関西の旅も実行しましたので、予行演習は十分です。
２月になって早咲きのヒカンザクラ・寒緋桜・河津桜などの開花が始まり、徐々に気分は高まって来ていた、と言いたいところなのですが、何故かそこまでの高揚感はなく、意外と冷静なまま３月を迎えていました。
割と忙しい日が続いていたせいもありますが、桜前線が西から東へ順序良く移動してくれる訳ではなく、結構行ったり来たりが大変そうだと徐々にわかって来たという事もあります。
東北から北海道にかけては基本的に南から北ですから順序良く開花してくれるのですが、九州から関東にかけては気温差も殆どないからか開花はほぼ一斉で、何故か鹿児島だけが遅い、など不思議な感じとなっています。
まあこのウェザーニュースの情報は満開時期ではなく開花時期ですから、ここから一週間程度は花を楽しめるでしょうし、ならばやはり九州までドンと突っ走ってそこから東進する、というやり方が良いのかも知れません。関東は今後いつでも行けますからちょっと別枠、ということもありです。
また、今回の桜旅の対象はソメイヨシノに絞り、早咲きのヒカンザクラ・寒緋桜、遅咲きの山桜は考えていないのですが、これだけは是非見たいと思っている吉野の一目千本桜は山桜で、更に高度のある山地にありますから、見頃は四月以降となり、別枠で考えないと難しそうです。
また京都なども桜の名所は数多くありますが、この時期来日客も含めて観光客でごった返すでしょうから、その混雑をどう切り抜けるかも課題です。
などなど考えていると、ワンシーズンの桜旅を終えれば売却と考えていたハイエースも、もうしばらく維持して来シーズン再度旅に出る、ということも考えたくなってきました。しかしこのハイエースは、ひとまず購入代金を家計から出すが、ワンシーズンで売却してその代金は家計に戻し、差額だけを家計で負担してもらう、という約束でしたから、話が違うというクレームが財務相から出そうです。
そうなった時、乗車頻度が低くなってきたバイクをどうするのかという話とも絡んで来ますので、旅から戻ったら妻とはちゃんと話す機会を作る必要があります。
ともあれ、今の開花予報では今月２０日過ぎには西日本で一斉に開花が始まりますから、３月２０日の春分の日前後が旅立ちの日となりそうで、そろそろ積み込む荷物等の選別を始めなくてはいけません。
