シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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元ブルーハーツ、甲本ヒロトの(?)名言

元ブルーハーツ、現クロマニヨンズの甲本ヒロトの発言としてネットに出回っている言葉があります。真偽は不明らしいのですが、いかにも彼が言いそうな内容なので多くの人に受け入れられているのだと思います。私も甲本ヒロトの発言として違和感なく受け入れられました。

 

以下そのまま引用します

「学校に居場所がないと悩んでいる子に言ってあげられることはありますか?」という質問に対して、


「居場所あるよ。席あるじゃん。そこに黙って座ってりゃいいんだよ。友達なんていなくて当たり前なんだから。友達じゃねえよ、クラスメイトなんて。たまたま同じ年に生まれた近所の奴が同じ部屋に集められただけじゃん。」

「趣味も違うのに友達になれるわけないじゃん。山手線に乗ってて、『はい、この車両全員仲よく友達ね』って言われても、『いや、偶然今一緒に乗ってるだけなんですけど』って。友達じゃねえよ。」


「ただ、友達じゃないけどさ、喧嘩せず自分が降りる駅まで平和に乗ってられなきゃダメじゃない?その訓練じゃないか、学校は。友達でもない仲良しでもない好きでもない連中と喧嘩しないで平穏に暮らす練習をするのが学校じゃないか。だからいいよ、友達なんかいなくても。」 

 

この言葉を目にしたことがある方もいらっしゃるでしょうが、彼のことやブルーハーツの歌を知っている人ならば何となく納得できる発言だと思いませんか?
実はウチの娘も、小学校高学年の頃クラス内のボス的存在の友人との関りで悩んでいたのですが、昭和30~40年代に小学生だった私と40~50年代に小学生だった妻とではアドバイスも違っていて、簡単に言えばちゃんと先生に相談して何とかしてもらえば?というのが私、嫌なら学校なんか行かなくてもいいよ、というのが妻でした。甲本ヒロトとほぼ同世代の妻の思考は彼に似ているとも言えそうです。
妻はそれに類した言葉を娘に伝え、その結果かどうかはわかりませんが、娘は件の人物との関りも無難にやり過ごして小学校・中学校生活を終えました。

 

私が小学生だった昭和中期、地方の農村地帯で学校における最強・最恐のボスは何といっても先生で、それに逆らえるものは殆ど居ませんでした。今と違って親たちも先生には絶対服従姿勢で、子供が何か訴えても「お前が悪いんだろ!」と殴られるのがオチでしたから、生徒間の揉め事は何事も先生に裁いてもらう、いわゆる「先生に言いつける」というのが普通でした。先生は万能の閻魔大王みたいなものですが、実は生身の人間ですからエコひいきも感情の浮き沈みによるつじつまの合わない判断も当然ありました。今と違って牽制機能も殆ど無い訳ですから、結構ひどいケースもあったのではないかと思います。そんなときうまく立ち回るのが、いわゆる先生お気に入りの生徒で、彼・彼女の言動は大概の場合先生に受け入れられ支持されましたから、そのポジションを手に入れることは安泰な学校生活を約束されたようなものでした。

 

私は身内に教員が多く、そのせいもあったのかどうか、ほぼお気に入り生徒のポジションですごしましたから、娘の場合もついそういう発想になってしまったのだと思います。他の生徒からすればドラえもんのスネ夫みたいな虫の好かない奴だったんでしょうし、そんな立場からアドバイスしても娘に響かなかったのは当然です。

 

 

 

 

 

 

 

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