シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

桜旅8日目:佐賀県唐津から福岡を経て山口県山口まで

この日は佐賀県唐津市の「道の駅厳木」を出発して、福岡県の桜見物に向かいました。夜通し降っていた雨も上がり、観光には快適な春の一日となって、まずは久留米市の発心(ほっしん)公園です。途中吉野ケ里遺跡のそばを通過したのですが、朝早すぎてまだ開いていませんでした。昨夏の東北ハイエース旅では青森の三内丸山遺跡に行きそびれており、行けるときに行っておかないとチャンスを逃し続けますね。

 

発心公園は、久留米市東方の山裾にある公園で、歴代藩主の花見の場所でもあったそうです。この日ソメイヨシノはほぼ満開でしたが、早朝ですから殆ど人けはなく、のんびり散策できました。園内には久留米を訪れた時に立ち寄ったという夏目漱石の歌碑もありました。

 


発心公園を出て、ハイエースを北へ走らせ、次は朝倉郡筑前町の草場川の桜並木を目指しました。発心公園で舞った桜の花びらがハイエースのフロントガラスにくっついていましたので、信号待ちの間に一枚。ソメイヨシノの花びら自体は殆ど白色なんですね。
草場川の桜並木は、護岸工事とかされていない昔ながらの土手に植えられた桜並木でとても風情がありましたし、月曜日でしたので訪れている人も少なくゆったりしていました。一心に愛機ハンターカブの写真を撮っている男性が居たのですが、ライダーとしてその気持ち良くわかりました。

 


次は、朝倉市にある秋月城址の杉の馬場通りです。ここはメジャーなスポットらしく有料駐車場も整備され、多くの観光客で賑わっていました。先ほどまで居た草場川の桜並木とは全く違う賑やかさで外国人観光客も多かったですが、人混みがあまり得意ではない私は早々に退散し、九州を出て山口県に向かう事にしました。

 

 

そのまま山口県に向かう積りだったのですが、通り道でもありますので北九州市の門司区にある布刈(めかり)公園に寄って行くことにしました。
門司は祖母の故郷であり、阿蘇出身の祖父と結婚した祖母が家庭を持った土地でもあります。幼い頃の私は里帰りの祖母に連れられて何度も門司に来ていて、その時に泊まる祖母の姉の家からこの布刈公園が良く見えていました。関門海峡を見下ろす山上にあって、園内にあるパゴダというビルマ仏教式の仏舎利塔が特徴的でしたので、この風景は門司の記憶と共に残っているのです。

 

 

これで九州の桜は打ち止め、関門トンネルをくぐって山口県に渡り、中国地方編の開始です。
まずは美祢(みね)市にある、厚狭川(あさがわ)河畔の桜並木通り。午前中行った福岡県筑前町の草場川桜並木と同じような川岸の桜並木ですが、こちらの方は市街地にあって、最寄りの市役所の広場ではライブ演奏等のイベントも行われていましたので見物客は多かったです。

 


 

ここ美祢市には有名な秋吉台もあって、そこの家族旅行村は桜も見事らしいので行って見ることにしました。入り口の駐車場の桜はかなり咲いていましたが、まだ少し早い感じでしたので、カルスト台地の景観を楽しんだ後は、この日の宿泊地と決めた道の駅に向かう事にしました。

 

 

この日の車中泊場所は山口市の郊外にある「道の駅仁保の郷」で、県庁所在地とは思えない程鄙びた場所にある道の駅でした。車中泊組も3組だけと寂しい感じだったのですが、翌朝になってその理由が判明。トイレわきにこんな貼り紙がしてありました。
このポスター自体は他の道の駅のものですが同様のものでした。

 

 

中国地方の道の駅全体での取り決めのようで、我々は全く歓迎されざる客のようですね。小さく仮眠することは構いませんとも書かれているのですが、宿泊と仮眠はどう違うのでしょう?私は道の駅が閉店した後に到着し、翌日開店前には出発するのですが、それでも問題なんでしょうか?
元々車中泊組のマナーの悪さが顰蹙を買って招いた事態なのは間違いありませんが、肩身が狭いですね。その後、道の駅併設のRVパークを利用しようともしたのですが、そこは前日までの予約が必須との事で、当日昼頃にようやく宿泊地を探し始める私の今回の旅のスタイルには合いませんでした。

 

 

 

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