シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

R1200R、12カ月点検後のショートツーリング

 

超長期にわたったR1200Rの12ヵ月点検がようやく終わり、ショートツーリングに出掛けてきました。
早々に支払い等の処理を済ませて、10時過ぎにディーラーを出発したのですが、緊急事態宣言下ということを多少意識して千葉県内をちょっと走るだけにして、これまでバイクでは殆ど行ったことのない、県最北端を目指すことにしました。

 

千葉県民でも県の最北端というと銚子あたりをイメージする人が多いのではないかと思うのですが、実は最北端は野田市関宿(せきやど)という町で、茨城県、埼玉県との県境、県西北部となります。「チーバくん」でいうと鼻の先っちょですね。今は野田市ですが昔は関宿藩として独立していて、利根川と江戸川が分岐する要衝の地に関宿城があったことから、関東への水運を押さえる意味で代々譜代の大名が藩主となっていたそうです。太平洋戦争時最後の総理大臣となった鈴木貫太郎がここの出身ですが、私は千葉に越して来てからもしばらくは「せきやど」ではなく「かんじゅく」と読むのだと思っていました。学習塾の「関塾」と混同していたんでしょうね。

 

バイクでは殆どこのあたりを走らないのですが、千葉県・茨城県同一番号の県道17号線という街道があり、古河の桃園に行ったときなどに何度かクルマでは利用しています。この日まずは流山市内から県道5号線で北を目指し、途中でK17に合流します。K5は江戸川に沿う道なのですが、川岸からは離れていて堤防も高く、江戸川の眺望はありません。そのかわり両側には広く水田が続き、平野の中を走っていることを実感できます。夏に水田地帯をバイクで走っていると、稲の「草いきれ」で夏だなあと思うのですが、既に稲は穂を付けて色づき始めており、車載の温度計で35.5℃を表示していた割には風は涼しく、高い空とも相まって秋が近いことを感じました。
周辺には以前はなかった大型の物流拠点がいくつも建設されていて、平日は大型車両も多いですから、そこは我慢が必要です。K5は常磐道の流山ICに直結していることから、神奈川から千葉までの首都圏を環状につなぐ国道16号線という大動脈のバイパスとしても使われることが多いようです。
沿線の田園風景も中々良かったのですが、こんな状況で路肩にバイクを停めるのもはばかられて、写真は撮っていません。

  

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関宿では関宿城に行ってみることにしました。城は復元されたもので、博物館となっています。最初は博物館に入る積りだったのですが、まず周辺を歩いてみることにして江戸川岸の公園に出たところ、風がとても気持ちよくて、結局ここで時間を過ごして中には入らないまま帰ってきました。

 

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川岸から眺めると、たしかにここの城は重要な存在だったんだろうなと感じられます。東の方向、分岐した利根川のかなたには筑波山も見えましたが、意外と近くまで来ていることに驚きました。
下の写真の通り、この公園の草むらにはゴリラや熊や鯉の像がいくつも配置されていて、ちょっとシュールな眺めでした。

 

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最後の写真は、日の丸と千葉県旗です。どこかで見た旗だとは思ったのですがその時点では思い出せず、帰ってから調べて判明しました。千葉県民でも知らない人の方が多いんじゃないですかね?確実にチーバくんの方が有名です。カタカナの「チとハ」を組み合わせてあるんだそうです。

 

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千葉県のHPより

 

この日は10時過ぎに走り始めて帰宅したのが14時過ぎ、関宿城でのんびりしていましたから、実走時間は3時間弱、走行約100kmのショートツーリングでしたが、秋が近いことも確かに感じられました。これからバイクにはいい季節がやってきます。
そして久し振りに走ったこの日は、8月19日でバイクの日だったんですね。

 

 

 

 

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