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映画:エノーラ・ホームズの事件簿、ダウントン・アビーを観ました。

 

先日の「猫守り(ねこもり)」がてらの映画三昧第二弾です。
ここまでで進撃の巨人を含めるとすでに4作品、7時間を超えて観続けていたのですが、何だか勢いがついてしまい5作品目に突入しました。

 

次は「エノーラ・ホームズの事件簿」です。
題名で察しが付くと思いますが、エノーラとはあのシャーロック・ホームズの妹であり、彼女が主人公です。ただしコナン・ドイルの原作には、本作品でも登場する長兄のマイクロフト(マイクロソフトではありません)は出てきますが、妹のエノーラの記述はないそうです。
この映画はナンシー・スプリンガーというアメリカの小説家の作品が原作で、当然シャーロック・ホームズも次兄役で登場します。私は読んだことがありませんが、ナンシー・スプリンガーはケルト神話を題材とした「アイルの書」というシリーズでも有名らしいです。

 

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シャーロック・ホームズにはシャーロキアンと呼ばれる熱狂的な愛好家が全世界に存在しているようですが、私は児童文学書で読んだ程度の読者ですし、どちらかと言えばホームズよりも怪盗ルパンのほうが好きだったくらいですので、このシリーズがドイルの原作をどの程度生かしているかは判断も出来ません。ですからこの映画を観始めたのも、これがホームズ物だからではなく、19世紀の古き良き(ただし封建的な)イギリスの風景に興味を持っての事でした。

 

その点では十分満足しましたし、謎解きの楽しさよりも当時のイギリスの社会描写の方が面白かったです。
また、母親役の「ヘレナ・ボナム・カーター」はとても良く見る女優さんですが、私には「アリス・イン・ワンダーランド」での赤の女王役の印象が強烈で、彼女を見るとどうしてもこれを連想してしまいます。

 

最後は、エノーラ・ホームズの事件簿に続く古き良きイギリスシリーズで、「ダウントン・アビー」です。時代は19世紀から20世紀初頭に進みますが、描かれている当時の社会の雰囲気は通じるものがあります。
これはイギリスでヒットしたドラマシリーズ「ダウントン・アビー」の劇場版で、ドラマの最終回の数年後を舞台に、大邸宅でのロマンスや陰謀を映し出す、英国貴族と使用人たちが織り成す人間模様を描いたもの、という説明がされていました。


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時代の変化で、地方貴族が持つ大邸宅は次々に病院や学校として売り渡されていく中、ハンプシャー州にある大邸宅ダウントン・アビーは未だその地方の中心的なシンボルとして存在感を示しています。しかしその裏側ではこの大邸宅を維持するための膨大なコスト(維持修繕費や大勢の執事・給仕・メイドたちの給与等)を捻出し、貴族としての体面を維持するために、実質上の運営者である当主の娘の多大な努力と献身があります。そんな中、国王夫妻が地方行幸でダウントン・アビーに宿泊することが決まり、お迎えするための準備や当日の進行で、ドタバタ喜劇的な笑いが起こり、一方ではサスペンスな出来事も進行します。
しかしこの作品は別にコメディでもなくサスペンスでもありません。ですが当時の封建的な社会風俗とそれが移り変わろうとしている状況、それに反して全く変わらない王室の姿、変わって行かざるを得ない貴族・庶民の生活等に焦点を当ててみればとても面白い作品だと思います。
ダウントン・アビーのモデルは英国ハンプシャーに実在するハイクレア城で、その城には今も第8代カナーヴォン伯爵家の一家が住まわれているのだそうです。イギリスってすごいですね。

 

この日はここまでで計10時間以上映画を観て堪能しました。この中で「ドラゴン・タトゥーの女」は「ミレニアム」シリーズとして続編もあるようですから観てみたいと思います。「ジョン・ウィック」も続編がありますが、こちらはどうするか考え中、、。



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