昨年末に亡くなった父の死後の手続き諸々で岡山に行って来ました。
オミクロン株の爆発的拡大で２１日からは首都圏や広島・山口にはまん延防止等重点措置が発令されましたが、岡山県はまだ発令されていませんし、都道府県を跨る移動については不要不急の移動の自粛がうたわれている程度です。不要不急と言われればそうかも知れませんが、速やかに手続きを進めなくてはいけないことも多いですから今回は止むを得ません。
今回の移動もＪＲ東日本の大人の休日倶楽部を使っての往復です。乗車料金・特急料金が３割引になる大変お得なきっぷですが、ＪＲ東日本の会員の場合、ＪＲ東海・西日本の「のぞみ」とＪＲ九州の「みずほ」の特急料金は割引になりません。年末の葬儀の際は緊急に帰省しなくてはなりませんでしたので「のぞみ」を使いましたが、今回はそう急ぐ旅でもありませんから、割引の利く「ひかり」「さくら」等の列車で予約をしました。
９時過ぎに品川から乗車し、新神戸までは「ひかり」、新神戸からは「さくら」に乗り換えて、１３時前には岡山に到着しましたから、直通の「のぞみ」より３０分程度遅いだけで、これなら十分です。この「ひかり」は岡山行きでしたから乗り換えなくても１３時過ぎには着くのですが、少しでも早くとみどりの窓口の係員さんが気を利かせてくれたのだと思います。また「さくら」の始発は新大阪ですからそこで乗り換えが普通だと思うのですが、同一ホームでの乗り換えの利便性を考慮してくれたのでしょうか？大人の休日倶楽部会員である老人なのでホームの上がり下りはきついと考えてくれたとすれば、ＪＲのホスピタリティも大したものです。確かに降りたホームでそのまま待っていればいいのでとても楽でした。
九州新幹線の「さくら」の車内は東海道新幹線とは違った茶系の室内で、木材を要所にあしらってあってとてもおしゃれです。シートも４列ですからゆとりがありますね。
その日のメインテーマはお墓の相談だったのですが、我が家の代々の墓は熊本の阿蘇にあり、長男である父は本来であればそこに入ることになります。ただ阿蘇は遠く、めったにお参りにも行けないから、との母の希望もありましたので、実家の近くで、宗派を問わず受け入れてもらえるお寺で永代供養をお願いすることにしました。いずれ母も逝き、更に老齢になった私が面倒みるなら、その際には面倒な墓じまいをしなくても関東近辺に移すことも可能と聞き、それでお願いすることにしました。この日もお寺で色々な話を聞きましたが、介護の問題が片付いても（といういい方は不謹慎ですが、、）、我が家のように遠隔地にあるお墓をどうするか、といったお墓の問題を引き続き抱えることになって苦労されている方は多いようです。
翌日の朝は結構冷え込んだようで、露天に駐車していたレンタカーは、朝９時過ぎてもまだバリバリに凍っていました。岡山は温暖な印象なのですが、千葉より寒いんですかね。千葉では露天駐車のクルマでもこんなになっていることはまずありません。
その日は保健所とか市役所とかクルマでないと回りにくいところを母と二人で回り、あらかた片付けましたが、自宅の相続手続きは結構手間がかかりそうです。司法書士に頼むのが一般的なのでしょうが、結構高額だと聞きますし、ネット指南もあるようですから、どうせ暇な私がまずは自分でやってみようかなと思います。
そして帰りも来た時と同じ「さくら」「ひかり」で東京に向かいましたが、この日は更に一駅区間だけ「こだま」が用意されていて（料金は往復とも同じでした）、来た車両は何と懐かしの５００系車両です。航空機のような未来的なデザインでとても好きな新幹線でしたが、今や８両編成の「こだま」となって山陽新幹線で頑張っていました。プロから独立リーグ等に行って頑張っている往年の名選手を見る思いでしたが、とても嬉しかったです。
復路もやはり新神戸での「さくら」から「ひかり」への乗り換えでしたので、久し振りに新幹線ホームのステーキ弁当を買ってみることにしました。出張等で新神戸を使う時にはよく買っていた、今でも好きな弁当です。（あせって食べかけてから写真を撮ることを思い出しましたので、一口食べてしまってます。）
