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映画「エノーラ・ホームズの事件簿2」を観ました。

 

2023年は年始早々思わぬ出来事が連続し、予定していたブログ記事がどんどん後回しになっています。この「エノーラ・ホームズの事件簿2」も年末に観た映画なのですが、今になってしまいました。実はもう2本残っています。

 

タイトル通り、以前紹介した「エノーラ・ホームズの事件簿」の続編で、名探偵シャーロック・ホームズを兄に持つ主人公エノーラの活躍を描くミステリーアドベンチャー第二弾です。
前回の事件を解決したことで、有名な兄と同じ探偵の仲間入りを果たしたエノーラは、晴れて探偵事務所を開設するのですが、若く経験もない彼女を信頼して調査を依頼してくる人はおらず、早々に行き詰ってしまいます。そしてやっと受けた人探しの依頼が思わぬ巨大な陰謀につながって、、、というストーリーで、前回よりも彼女の理解者としての協力姿勢が明らかとなってきた兄シャーロックたちの助けも借りながら、事件に挑んで行きます。

 

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エノーラはミリー・ボビー・ブラウン、スーパーマン役で知られるヘンリー・カビルが前作に続いてシャーロック・ホームズを演じており、ミリー・ボビー・ブラウンのエノーラは前作よりも大人っぽく魅力的になっています。

 

前回作品よりも、原作のシャーロック・ホームズに寄せた展開になっているようですが、シャーロック・ホームズ作品の熱心な読者ではなかった私には、今一つピンときませんでした。愛読者ならニヤリとする場面が多々あったみたいです。

 

シャーロック・ホームズは、言わずと知れたコナン・ドイルが生み出したイギリスの名探偵ですが、私はむしろモーリス・ルブランの怪盗ルパンの方になじみがあって、「ルパン対ホームズ」というルパン作品で逆にホームズを知ったのではないかと思います。はるか昔の話で記憶が定かではありませんが、ウチにはルパン作品が何作か少年文庫版であったはずです。

 

 


ルパンが主人公ですから、ホームズは好敵手ではあるものの狂言回し的な役割でもあったと思います。今から考えればコナン・ドイルがよく認めたものですが、モーリス・ルブランは、シャーロック・ホームズ (Sherlock Holmes)ではなく「エルロック・ショルメ(Herlock Sholmès)」としていて、エルロック・ショルメは「S」を移動させたシャーロック・ホームズのアナグラムです。とはいえ、誰が見てもホームズのパロディであることは一目瞭然なのですが、当時ドイルの方が大物で、我関せずという態度を取ったものなのでしょうか?
また日本語訳では、そのまま「シャーロック・ホームズ」に置き換えているものも多かったようで、私もそのように記憶していました。その後日本では「ルパン三世」というアニメが大ヒットして、銭形警部という道化役がホームズと被ってしまったことも影響しているかも知れません。

 

この映画は、主人公であるエノーラ・ホームズの魅力が増してきており、今後シリーズ化するような気がします。私も、当時のイギリス社会の様子を写した映画全体の雰囲気も好きですから、次回作を楽しみにしたいと思います。

 

 

 

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