シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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シャープ製のマスクについて

 

長かったコロナとの付き合いもそろそろ出口が近付いてきた感じがします。まだまだ完全に縁切りとはいかないでしょうが、3年前の感染に怯える日々からすれば隔世の感があります。

 

私は結局コロナから逃げ切れず、今年になってとうとう感染してしまった訳ですが、今になって考えれば、風邪以上インフルエンザ未満といった程度の症状で済みましたし、感染が発覚した時も、周囲への影響を考えて「ああどうしよう~!」とはなりましたが、命の危険を感じたりはしませんでした。3年前ならこうはいかなかったでしょう。

 

今日3月13日からは、マスク着用が個人の判断に委ねられることになりましたが、3年前の今頃、世の中からマスクが姿を消してパニック状態となっていた時に、マスク不足にいち早く反応して国内工場でマスクの生産を開始して喝采を浴びたのがシャープでした。
シャープの好感度は爆上がりで大変な人気となり、抽選倍率もえらいことになっていました。私は幸運にも4回目で当選したのですが、「SHARP」のマークを見て、「おっ!シャープのマスクですね?」と言ってくれる人も多く、何だか誇らしかったのを憶えています。

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そして3年が経過した今も、私のもとにはSHARPから定期的にマスク当選のメール連絡が届きます。先月に届いたのが下のメールですが、私が最初に当選した時以降数十回は来ていると思いますから、今ではほぼ無抽選状態なんじゃないでしょうか。
抗菌タイプが2,490円/50枚、標準タイプでも2,380円/50枚ですから、今現在の市中価格からすれば2~3倍の価格だと妻は言います。国産を応援したい気持ちは山々なのですが、さすがに毎日ほぼ3枚使うもの(3人家族ですので)としてはためらってしまいます。

 

 

 

そういえば、上のブログ記事を書いた3年前は、マスクだけでなく手指の消毒剤も大変な品薄で、ネットには転売ヤーが跋扈していましたし、そもそも殆ど手に入りませんでしたが、今では元祖的存在の健栄製薬「手ピカジェル」も普通に買えます。今でも各小売店舗、飲食店の出入り口には多くのところに消毒剤が設置してありますが、今や素通りする人が殆どです。私は何だか安心感があるのでその都度シュッシュッとしてから通るのですが、これらもメーカーも、無理な増産要請から一転して買い控えとなり、経営が苦しくなったりはしていないのでしょうか?

 

 

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SHARPについていえば、その時には、さすが老舗SHARP、日本の為に立ち上がってくれたんだな、などと思ったのですが、よくよく考えてみれば、この時SHARPは既に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下となっていましたから、国産なのは確かでも、国益のために立ち上がったのかどうかは微妙だったかも知れません。また鴻海は、東芝からDynabookを製造する子会社の株式も取得しており、台湾企業も中国本土の会社に負けてないです。
というか、私が最初に買ったノート型PCはDynabookでしたし、その後会社の支給品も一時は全社員がDynabook、今娘が会社から支給されているのもやはりそうです。そして妻の実家のTVは、当時最先端だったSHARPのAQUOS亀山モデルで、これは今も現役で活躍してくれています。
往年の名門企業の落日を目の当たりにするようで寂しいですね。

 

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