シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

FTR223ソロツーリング:茂原公園の桜と、初訪問の宗吾霊堂。

 

今年は桜の開花が早そうで、関東では既に見頃というところもあるようです。千葉県下の状況を見てみると、桜で有名な茂原公園の桜が既に五分咲きとの情報があり、偵察を兼ねて、今年初めての桜見物に出かけて来ました。

 

前回は久しぶりにR1200Rで出かけたのですが、茂原までなら娘のFTRでのんびり走るのが良さそうです。昨年のこの時期は娘のコロナ感染で桜どころではなかったのですが、一昨年にはやはりほぼ同時期にFTRで茂原公園に行っていました。

 

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トランクルームに並んだ2台からFTRを引っ張り出しますが、その時点で軽さは歴然です。御覧の通りロッカールームの床面と地面には15~20cmの段差があり、入れる時はスロープを掛けて押し上げるのですが、出すときはコンクリートブロックを一枚敷いて段差を作り、ドンドンと降ろす感じとなります。Rの場合はバランスを崩すと支えきれませんので結構気を遣うのですが、FTRなら気楽なものです。後ろから見た写真だと車体の太さが全く違うのが良くわかりますね。

 

9時半出発だったのですが、すでに歩いていると汗ばむほどの陽気で、ヒートテックに長袖Tシャツ、インナー付きのジャケットでは暑いくらいでした。こういう時積載能力のないFTRは不便で、背負ったリュックに予備のウェア等入れようとするとパンパンになります。

 

一週間前にRで大多喜・白子海岸に行ったのと同じルートで、千葉ニュータウン、佐倉、八街、大網白里と内陸の道を抜けて茂原公園に着いたのが11時過ぎ、所要時間は2時間弱でした。
平日で、しかも内陸の生活道路ですから交通量は少なく、自分のペースでのんびり走れます。ただFTRの場合その速度は大体40~50km/hであり、ふとバックミラーを見るといつの間にかトラックやライトバンといった営業車に迫られていてゴメンゴメンと道を譲ることになります。Rの場合も別に飛ばすわけではないのですが、平均速度は確実に10km/h以上は早いようで、のんびり走っていても後ろから迫られることはめったにありません。それぞれのバイクの快適速度の違いということなんでしょう。

 

茂原公園の桜は、一昨年は3月24日でほぼ満開でしたが、今年3月22日は予報通り5~7分咲きといったところでした。今年も2日後の24日前後には満開となるでしょうがあいにくの雨予報です。
5~7分咲きとはいっても、個々の樹には満開も多く、ゆっくり楽しめました。
大谷君が同僚マイク・トラウトを三振に切って取り、WBC優勝を成し遂げた瞬間は、茂原公園のベンチでスマホアプリの速報で見届けましたが、それよりも屋台のお兄さんが大音量で観ていたTVのおかげで臨場感たっぷりでした。

 

 

この時点でまだ12時過ぎでしたから、帰りには身軽なFTRの特性を生かして寄り道することにしました。成田市にある「宗吾霊堂」です。
30年近く千葉北西部に住んでいますので、義民「宗吾」についてはある程度知っていましたが、「宗吾霊堂」には一度も立ち寄ったことがありませんでした。成田山新勝寺への行き帰り等で何度も前は通るのですが、、。

 

「宗吾霊堂」については成田市観光協会のHPから抜粋して紹介します。

江戸時代初期、4代将軍徳川家綱の時代、今から約360年前のことです。
打ち続く凶作と過酷な重税に苦しむ農民たちを救うため、木内惣五郎(佐倉宗吾)ら6人の名主たちが幕府に農民の窮状を訴えました。しかし、その訴状は受入れられず、木内惣五郎は、当時禁じられていた将軍への直訴を決行します。
この直訴により、農民たちを苦しめていた重税が見直され、村々の願いはかなえられましたが、惣五郎は処刑されることに。惣五郎の家族までもがその対象となり、承応2年8月3日、幼い子供らまで刑に処せられました。まさに命がけの直訴でした。
それから100年後の宝暦2年、佐倉藩はその失政を悔い、木内惣五郎の名誉を回復し、「宗吾道閑居士」の法号を諡号(しごう)し、以来「宗吾様」と呼ばれるようになりました。
正しくは、鳴鐘山東勝寺といいます。成田といえば新勝寺が先に思い浮かぶかと思いますが、新勝寺は東勝寺より新しい寺という意味で、この名がつけられているのです。

 

境内に入ってみると、入口から想像するよりはるかに広大で、清潔に掃き清められた美しいお寺でした。スピーカーで常時有料記念館への案内テープが流されているのは若干興醒めですが、でもそれ以外は静かでいいお寺だと思います。

 

 

と、宗吾霊堂にもあった桜を堪能し、満足して帰ってきたところ、ウチの近くの桜はそれどころではないほぼ完全な満開状態でした。わざわざ茂原までいかなくても良かったかも、、。まあツーリングとしては満足でしたし、初めて行った宗吾霊堂も期待以上でしたので良しとしましょう。
近所の桜は、退勤してきた娘を駅で拾って、クルマの車窓から夜桜見物もしてきました。

 



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