シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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印カツ(印活)ってご存知ですか?

 

私はこれまで全く知らなかったのですが、皆さんは「風景印」そしてそれを集める「印カツ」というものをご存じでしたか?
詳しくは下のリンクを参照いただきたいのですが、要は郵便局で通便物に押される「消印」の中に「風景印」という地域性に富んだ面白い意匠のものがあって、それを御朱印と同じように全国の郵便局で集める活動が「印カツ」なのです。
風景印は、正式名称を「風景入通信日付印(ふうけいいりつうしんにっぷいん)」といい、郵便局で使用される消印のひとつで、風景スタンプなどと呼ばれることもあります。「ひづけいん」ではなく「にっぷいん」なんですね。

 

inkatsu.fun

 

これまで私が全く知らなかったように、まだまだ御朱印などと比べればマイナーな存在ですから、知る人ぞ知る趣味という事になるのでしょうが、全国で約24,000局ある郵便局の内の半分、約12,000もの局に風景印があり、郵便局ごとに絵柄が違うのだそうです。これは大きな郵便局とは限らず、調べてみると私の地元の小さな特定郵便局にもあったのにはびっくりしました。

 

風景印は昭和初期、富士山に巡礼登山する人向けに作られたのが第一号のようで、確かに昔は旅先から絵葉書を出すことが習慣としてありましたし、それにその土地その土地の郵便局の風景印を押す、というのはなかなかいいですね。

 

このように風景印を押してはがきや手紙を出す「引受消印(ひきうけしょういん)」は、消印が風景印となるだけで郵便としては通常の使い方ですし、出したい郵便物を窓口に持って行って「風景印でお願いします」と伝えればやってくれるのだそうです。

 

またそれに加えて、風景印をコレクションする「記念押印(きねんおういん)」というものもあり、これは御朱印帳に限りなく近いですね。
その場合は押してもらうための台紙を用意し、それに通常ハガキ郵送にかかる料金以上の切手を貼って、窓口で「風景印をお願いします」と頼めば、それに押してもらえます。台紙はどんなものでも基本対応してもらえますが、御朱印帳と同じような風景印帳や、擦れや滲みを防ぐための風景印シールなるものもありました。

 

www.postacollect.com

 

この「印カツ」を教えてくれた人は、既に何年もこれに取り組んでいるのですが、御朱印帳の神社仏閣と違い、基本土日祝が休みである郵便局を巡るのは、現役ビジネスマンにはハードルが高く、中々数を増やせていないとこぼしていました。そして郵便局の立地も、そう公共交通機関の最寄駅から近いところばかりではありませんからとても効率が悪いのですが、一方で彼はウォーキングも趣味ですから、それは一石二鳥なんだとか。
と言った訳で、彼は早く平日フリーな立場になりたいと日々願い、会社からの引退を心待ちにしているのですが、会社では最高経営層ですからそう簡単に身を引くわけにもいかず、悶々としています。
平日ほぼフリーの私からすると可哀そうなものですが、先日広島出張の際にちょっと寄ってきましたと、広島のある郵便局の風景印が押された絵葉書を送ってくれました。上の説明の「引受消印」というやつですが、彼の事ですから間違いなく自分用の「記念押印」も貰っているはずです。

 

 

 

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