リアバンパーの交換が終わり、きれいになって帰ってきたハイエースですが、旅行の最終日にAdBlue(アドブルー)という尿素水の補充を促す警告灯が点灯し始め、その補充ができないまま今に至っていました。
アドブルーを使う仕組みのディーゼルエンジンは、これが切れるとエンジンが始動できなくなりますので早めの補充が必要ですが、走行可能距離が2,000kmを切った時点で点灯しますから、今時点でもまだ1,000km以上は優に走れます。
クルマの運転をする方でも、ディーゼル車に乗っていなければ、アドブルー?尿素水?となる方は多いと思いますし、私もそうでした。
そもそもアドブルーとはドイツ企業の商品名なのですが、ホッチキスなどと同じように一般名詞化していて、ディーゼルエンジンによる大気汚染を低減させるために使用される尿素SCRシステムで還元剤として用いられる高品位尿素水のことです。
参考までに、私がこれを知るきっかけとなった数年前の尿素水不足による混乱のことを書いたブログを載せておきます。
ハイエースがこのアドブルーを使うシステムになったのは2017年11月のマイナーチェンジからで、私のハイエースは2018年7月初年度登録ですから、アドブルー初代ということになります。
ガソリンスタンドならばどこでも補充できると思っていたのですが、今回ハイエースの修理を請け負ってくれた業者さんによれば、大きなスタンドでないとアドブルーは取り扱っておらず、近くのガソリンスタンドでは1か所しかないのだそうです。
修理も終わりましたので早速そのスタンドに行って見たところ、ガソリン・軽油のポンプの隣にアドブルーのポンプも並んでいます。てっきりここで入れてくれるものだと思って聞いたところ、これは大型トラック専用で乗用車は店頭売りのアドブルーを買って自分で入れるのだそうです。
どうも修理業者さんはこの大型トラックにアドブルーを補給できるスタンドはここしかない、といった趣旨の説明をしてくれたみたいで、店頭売りで買って自分で補充するのなら、オートバックスとかで買った方が安かったのかも知れませんし、他のスタンドでも売っているかも。
ハイエースにはアドブルーが6リッター入るようですが、余っても困るので3リッターの袋入りを一個購入し、他の商業施設と共同の広い駐車場の隅っこで入れさせてもらいました。尿素水ですからアンモニア臭がするのかといえばそんなことはなく、無色無臭の、単なる水としか見えない液体です。とはいえ残ったアドブルーを下水に流したりするのは問題あるでしょうから残らないように3リッターだけ補充したのですが、考えてみればアドブルーも燃料と同じように走っている限りは消費して行くものですから、多少残っても継ぎ足し補給して行けば良い訳で、廃棄する必要はないですね。
走り方などでも違うのでしょうが、アドブルーは1,000kmで大体1リットル程度消費すると書かれていましたので、また3,000km程度走れば警告灯が点くことになります。
恐らく次の桜旅本番でまた補充する必要が出て来ると思いますが、やり方も売っているところもわかりましたので、ひとまず安心です。