シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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桜旅北海道編13日目:上士幌から阿寒・摩周を経て白糠まで

 

この日は、宿泊した上士幌の道の駅から約20km離れた糠平湖源泉郷5時20分集合でタウシュベツ川橋梁見学ツアーでしたから、4時半には起きて身支度をしました。前日からの雨はこの日も降り続いていて、見学には生憎の天気ですがそれは止むを得ません。

 

大きな車両は使えないような悪路を8人乗りのワゴン車で移動することから、ツアー定員は7名と少人数ですが、今回は私含めて6名参加でした。連休明けの初日ですし、天気も悪かったですからこんなものでしょう。朝は冷えると言われましたので上下ヒートテックを着込み、インナーダウンを重ね着して行ったのですが、雨のためにむしろ冷え込みは緩んでいたようです。

 


下の2枚の写真は10年前の7月にバイクツーリングで来た時のものですが、快晴で緑がとてもきれいなことに加えて、やはり崩壊はここまで進行していないことがわかります。昨年あたりから一気に崩壊速度が早まっているのだそうです。
何故現状保存しないのか疑問だったのですが、糠平湖は北海道電力が管理するダム湖であり、この橋はJRの放置物という位置付けとなっていて、補修・保存計画はないのだそうです。ガイドの方も、滅びの姿を見守ることになるのでしょうと話していました。
また、このタウシュベツ川橋梁が全国的に有名になったのはJRの北海道キャンペーンのポスターからなのですが、とすればJRは放置物で一儲けしたことになります。

 



ツアー帰りに他のアーチ橋の写真を撮ったりしながら、一旦道の駅に戻ったのはまだ8時前でした。8時の開店を待って道の駅のレストランでモーニングサービスを食べてから出掛ける事にしたのですが、ちょっとしたホテル並みの満足度の高い朝食セットでした。
食事後は、最後の桜の鑑賞地である道東に向かって出発です。ここからなら足寄・本別を経由して釧路に向かうのが最短経路ですが、その前に東に向かって阿寒湖方面で観光してから釧路に南下することにしました。

 

 

途中の桜を眺めながら、まずはオンネトーという、湖水が緑や青に見えることで有名な湖に立ち寄りました。この日はリモートワークの日でしたのでこのきれいな湖畔でクルマを停めてやろうかなと思っていたのですが、あいにくの天気で発色が悪かったのと、何よりauの電波が届かないエリアでしたので、急いで移動して阿寒湖畔でようやくつながりました。私はauのスマホからテザリングでPCをインターネットにつないでいますので、auの圏外だとどうにもなりません。

 



 

リモートワークといってもこの日は定例のミーティングはありませんでしたから、2~3時間個人作業をして、あとは阿寒湖のアイヌコタンに行って見ることにしました。「阿寒湖アイヌシアターイコㇿ」という劇場でアイヌ古式舞踏を観たのですが、観客は私と若い外国人カップルの3人だけ、何だか申し訳ないような気になりました。

 

 

その次は双湖台という展望台で、ペンケトー・パンケトーという湖が見えます。手前の小さい湖ペンケトーはここから見ると北海道の形に見えるという事で有名なのですが、これも10年前バイクで来た時には木が茂っていて全く北海道には見えませんでした。この日はかなり北海道に近かったですかね?

 

 

次に向かったのは摩周湖で、相変わらずの雨と霧でしたから、むしろ「霧の摩周湖」にぴったりの状況じゃないかと思っていたのです。
しかし、本当に10m先も見えないような濃霧の中をゆっくり摩周湖まで登ってみると、駐車場の係の人から、今日はな~んにも見えないからやめた方が良いよと言われて、そのまま弟子屈の街まで引き返しました。
近くには多和平という展望台もあるのですが、この天気では絶景どころではありませんから素通りし、釧路まで行って宿泊することにしました。。
この日は釧路市内で入浴を済ませて、隣町の白糠の道の駅で車中泊としたのですが、この道の駅は海岸にあって、天気はそのあともずっと悪いままでしたから、夜通し太平洋の荒波の音が轟いていました

 

 

 

 

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