今月半ばの土曜日夕方、浅草で来月に入籍を控えた娘の「両家顔合わせ」が行われましたので、妻と行って来ました。
顔合わせから入籍まで殆ど期間がありませんが、娘は既に一昨年秋から結婚を前提として千葉県内で彼と同棲中で、いつ入籍・結婚するかというだけでしたから、まあ形式的なものであったのは確かです。この日も娘は我々とは別行動で、現地で落ち合うことになりました。
形式的とはいえこの手のことは初体験ですから事前に調べてみると、
両家顔合わせは、結婚を控えた二人の家族が正式に集まり、親睦を深める場として行われる食事会のことで、かつては「結納式」が結婚準備の中心的儀式だったが、現代ではその簡略版として両家顔合わせが主流になっている。
結納式は、本来「婚約を正式に成立させる儀式」であり、男性側が女性側へ結納品を納めることで両家の結びつきを確認する伝統的な行事として、地域ごとのしきたりや格式が重視され、進行も厳密で、費用や準備の負担が大きくなる。
一方、両家顔合わせは形式に縛られず、レストランや料亭での会食を中心に、和やかな雰囲気で行われることが多く、結納品の授受を省略し、婚約の確認を口頭で行うだけのケースも一般的になっている。
結納式が省かれるようになったのは、生活様式の変化、核家族化、地域差の希薄化、費用負担の軽減、そして「堅苦しい儀式より家族同士の交流を重視したい」という価値観の広がりが関係しており、特に共働き世帯の増加によって、準備に時間を割きにくいことも理由の一つ。
現在では、結納式を行わず両家顔合わせのみで婚約を整えるカップルが多数派となり、結婚準備の第一歩として柔軟で現代的なスタイルとして定着している。
となっていました。
新郎側も堅苦しくなくカジュアルにというご意向でしたし、それは私たちも望むところでしたから、特に何の準備もせず当日を迎えました。
ただ上記のことを調べている過程で費用のことは気になりましたので追加で質問してみると、
伝統的には親がホストで費用は新郎側の親となることが多かったが、現代では両家折半が一般化しており、また新郎新婦がホストとなって両家の親を招待し、費用は二人が負担するように変わっても来ている、とのことでした。
それを娘に確認したところ、今回は新郎の親御さんが支払う積りのようでしたが、新郎新婦負担でない場合は両家折半が最も多くなっているのならば、今回は両家の折半でとお願いしておきました。
ところが直前になってやはり今回は当方で持たせて欲しいとの申し入れがあり、何度も固辞するのも失礼かと考え、今回はそれをお受けして次回我が家持ちで再度会食をセットすることにしました。
今回会場となったのは駒形橋のそばにある「浅草むぎとろ」という老舗の日本料理店(和食・懐石)で、名前の通り麦とろを看板に昭和初年期から雷門で暖簾を守っているそうです。私もこの建物の前は何度も通っていますが入るのは初めてです。


隣の駒形堂や隅田川べりを歩いた後、少し早めに着いたのですが、先方の親御さんは既に到着しておられて、まだ来ていない新郎新婦を待たずに、「初めまして」「今後とも何卒宜しくお願いします。」という挨拶が始まりました。気さくなお人柄で、今後のお付き合いにも一切不安を感じさせない応接はとても有難かったです
そうこうしている内に新郎新婦も到着して顔合わせが始まりましたが、やはり彼らには今回ホストという自覚はあまり無かったようです。(笑)
そのあとは「料理長おまかせ懐石」が順に提供され、窓の下の隅田川と駒形橋が徐々に暮れていくのを眺めながら和やかな食事会となりました。
今回は各料理を写真に収めることを忘れなかったのですが、揚げ物だけは撮り忘れました。













娘と彼は来月入籍しますが、結婚式はやるかどうかも含めてこれから考えるのだそうです。娘の花嫁姿を見たいのはやまやまですが、涙もろい私はほぼ確実に泣いてしまうでしょうし、まあ当人たちが決めたとおりに進めればいいと思います。
28年経っていよいよ娘はこれから違う姓を名乗ることになるんだなと思うと、本当に子育てが終わったことを実感し、浅草むぎとろの建物前で見送られた時はそれなりに感慨深かったです。