シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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お正月準備:田作り(ごまめ)と数の子、年賀状。

 

今年もいよいよ押し詰まって来ました。
以前は仕事上の義理もあって、お正月用に既製品のお節を、我が家と夫婦双方の実家分購入していたのですが、正直お節には子供の好きなものとそうでないものが混在していて、子供が食べたがらないものは親がそれこそ松の内の間ずっと食べ続ける、というようなことにもなっていました。また双方の実家も両親が高齢となり、三段重などは持て余すという事になって来て、私の退職で義理は無くなることでもあり、それを機に購入は止めることにしました。

 

そして最低限お正月気分を味わえ、子供たちも進んで食べるものとして準備しているのが、お雑煮、数の子、田作り、蒲鉾などです。
その内、私が担当しているのが数の子と田作りで、妻はお雑煮を作り、蒲鉾等は切って並べるだけです。数の子は塩抜きに時間はかかりますが別に難しくはなく、田作りも焦がさなければ大丈夫ですので、いつの間にか私の担当になっています。

 

ところで、この田作りについて、表題ではカッコ書きで「ごまめ」としましたが、これまで私は田作りが料理名で、ごまめが魚の名前だと思っていたのです。「ごまめの歯ぎしり」という言葉もありますし。ところが今回改めて見てみると、田作りもごまめもどちらも料理名として使われていることが多く、魚の名前は「イワシ」となっていました。確かにそういわれればカタクチイワシですね。では料理であるごまめが歯ぎしりするとはどういうことなのかとさらに調べていると、イミダスで「力の弱い者が、いたずらに憤慨して悔しがることをいう。鰯(いわし)はもともと弱い魚であるが、その上、からからに干されているのだから、何もできないという意味である。」という説明を見つけました。なるほど、本来はイワシを干した状態がごまめであり、おそらく「ごまめの甘辛煮」とでも呼ばれていたものが単にごまめと呼ばれるようになったんでしょうね。田作りの方は、イワシを田んぼの肥料にしたところ大変豊作になり、「五穀豊穣」の象徴として、田を作ることにちなんで「田作り」と呼ばれるようになり、縁起物としてお節には欠かせないものとなったのだそうです。

 

この手の甘辛煮といえば関西の方はいかなごの「くぎ煮」を連想されるかも知れません。我が家にも妻の親戚から毎春送られてきていて楽しみでしたが、くぎ煮の方がちょっと甘めの味付けかと感じます。

 

数日前に買って来た数の子とごまめ(カタクチイワシを干したものですから、本来の意味でのごまめですね。)にはまだ手をつけておらず、31日までに仕上げるとすれば、塩抜きが必要な数の子は明日には作り始めなくては間に合いません。

 

そして年賀状ですが、昨年は喪中で出さなかったのですが今年は再開しますので、それも今あせりながら作成しているところです。子供が幼い頃は写真付きの年賀状でしたから、かなり前から発注する必要がありましたが、今は図案も宛名書きもすべて自宅PCとプリンターでできますので、どんどん着手が遅くなり、下手したら大晦日にやっと投函、という事もありました。今年もそうなりそうですが、、。
既に現役ではないですし、諸先輩からは年賀状じまいをしたとのお知らせを頂くことも増えましたが、ただでさえ人と触れ合うことが減って来る隠居生活ですので、年一回の近況報告として年賀状だけはずっと続けようと思っています。

 

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