シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

栃木県の喜連川(きつれがわ)温泉で初めて宿泊しました。

 

栃木県さくら市にある喜連川(きつれがわ)温泉というところに行って来ました。我々千葉県民にとっては、さくら市は「佐倉市」ですが、栃木県では「さくら市」です。宇都宮市の北側にあって、温泉名として残っている喜連川町と氏家町が21世紀になってから合併してできた市です。

 

この日は観光ではなく、宇都宮での仕事先で、今回はゆっくり1泊2日で課題解決の合宿をしましょうということになり、泊りがけで出掛けることになったのですが、喜連川という地名には見覚えがあり、それは20年以上前私がまだ現役だった頃に都内のJR車内で多く見かけた分譲地の広告です。当時は「きつれがわ」と読むこともできず、「きれがわ」?「きれんがわ」?などと思っていました。
東京まで新幹線で通える温泉付き戸建て分譲、というのが売り文句だったと思い調べてみると、名称は「温泉付住宅地『びゅうフォレスト喜連川』」で、1999年分譲開始、今でもネットには募集記事が出て来ましたが、JR東日本の開発物件だったからJR車内に広告が溢れていたんですね。
当時、東京宇都宮間は新幹線で40分程としても、そこから在来線に乗り継ぎ、更に最寄駅からはクルマが必要という立地は果たして都内に通勤できると言って良いのか?と思ったことを憶えています。今でも分譲が続いているということは私と同じように考えた人が多く、販売には苦戦したのでしょうね。
もっとも、この少し前のバブル期には、都心部の地価はうなぎ上りで、庶民にとって都内に戸建てを買うなどは夢のまた夢、どんどん都心から遠ざかって1時間半、2時間の通勤時間も珍しくなかったですから、JR東日本がこの分譲を企画した頃にはこの立地もさほど違和感なく受け入れられたのかも知れません。

 

喜連川には道の駅があって、温泉施設が併設されていて目の前にはローソンもあり、車中泊にはもってこいですから、初めは前泊で車中泊する気満々だったのですが、ここ数日の冷え込みですっかりその気を無くしてしまい、おとなしく当日出発することにしました。
いつも宇都宮に向かう時は常磐道・北関東道を使って宇都宮上三川ICで降りるのですが、マップを見るとその一つ手前の真岡ICから国道408号線を進むのが良さそうでした。ところがGoogleマップに経路を聞いて見ると、どうしても東北道で矢板ICまで行ってそこから一般道、というルートを進ませたいみたいです。まあ当日は朝も早いですし、東北道につながる外環道もそう混んではいないだろうと思ってそれに従うことにしたのですが、平日の外環道は6時過ぎでも三郷付近から既に結構な渋滞となっていました。いつもの常磐道経由ルートは確かに迂回路となって走行距離はかなり伸びますが、その分まず渋滞は無くストレスフリーに走れます。外環道が多少渋滞しても所要時間は東北道ルートの方が早いのでしょうが、やはり私は常磐道ルートの方が好きです。

 

東北道に入ってからは順調に進みましたので、途中休憩しながらも結局2時間半程で会場である喜連川温泉のホテルに到着しました。
そこからはほぼ丸二日缶詰め状態での会議だったのですが、初日夜は呑みながらの議論ともなり、私にとっては久しぶりの、若かりし頃の昭和を思い出す体験となりました。
ホテル自体も完全に昭和の雰囲気でしたが、設備はまあまあ立派で、良くメンテナンスもされていましたから文句は無かったですし、温泉のお湯もとても良かったです。
喜連川温泉の泉質は「ナトリウム塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)」で、「嬉野温泉(佐賀県)」「斐乃上温泉(島根県)」とともに「日本三大美肌の湯」に選ばれているのだそうで、舐めると塩っぱい味がしました。

 

 

 

 

 

 

 

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