昨年5月末の勤務終了を機に6月から始めたこのブログも、何とか年を越して2年目(実質8か月目ですが)を迎えました。
毎日が日曜日のような生活に区切りをつける、というのが始めた動機の一つでしたが、毎日更新するだけの覚悟はできず、当初は3日に1本というペースでスタートしました。ですがスタート時点ではまだ書きたいことも沢山あり、逆に3日に1本では消化できなくなって、毎日更新をしばらく続けた後、2日に1本という今のペースで落ち着いています。
今時点で、記事数は120本、登録いただいた読者の方が190名強、となりました。書きたいことしか書いていないこのブログですが、こんなに登録していただきありがたい限りです。
現役の頃はブログやツィッター、インスタグラムをやる気はなかったのですが、退職を機に上記の理由で何か始めようと思い立ちました。
インスタグラムについては、そもそも写真のセンスがないので難しく、ツイッターも短く印象的に文章をまとめる力がないので、これもちょっと無理かなと考えて除外しました。(どちらもアカウントだけは持っています)
元々文章を読むことは好きで、書くことも嫌いではなかったのですが、日常生活で文章を書くことはそうそうありません。であれば今後文章を書くことを習慣にしてみようということでブログを始めました。
書き始めれば1500文字程度(目安にしてます)の文章で1時間位のものですが、それまでの構想には結構時間がかかり、丸一日ああだこうだ考えたり、調べたりしていることもあります。インプット、アウトプットの関係は仕事と同じですね。
書きたいことだけを書いているはずなのにこの状態ですから、やはり2日に1記事という今のペースが合っているようです。
文章を書くにあたっては、誤字脱字や言い回しの不自然さとかが割と気になるタイプなので、その点に時間がかかりますし、記事をアップした後でも読み返してみておかしいなというところはこまめに直すようにしています。
以前は文章というものは、校正というフィルターにかけた後でしか世に出ないのが普通でしたが、ネットではそういうプロの目を経ていませんから怖い面がありますね。
一番難しいと思うのは句読点の打ち方です。読点はともかく、句点は本当に難しいですね。
正確で簡潔な文章といえば新聞記事が代表格でしょうが、情報伝達だけではなく思いも伝えるとすれば新聞記事では味気ないですから、もう少し膨らませた文章を苦労しながら考えることになります。
日常を語るブログを書くとすれは、お手本となるのは随筆です。中でも丸谷才一や山口瞳の随筆には憧れます。
ちょっと古いところでは内田百閒も好きでしたが、これは手が届くところにはない感じです。(かといって丸谷才一、山口瞳に手が届くなぞとは毛頭思っていませんが)
愛猫のことを綴った「ノラや」は愛猫家として涙無くしては読めませんし、「阿呆列車」シリーズを読んだ時には、感化されて「乗り鉄」になりかけました。ただ「阿呆列車」シリーズは随筆なのか小説なのか良くわかりませんが。
ブログを始めてみて、自分に内心思っていたほどの文才がないことは痛感しましたが、句読点や言い回しにこだわるところなど、校正者としての適性は多少はあったのかも知れないなと思っています。
最後は、収益化の話です。
好きなことを書く、というつもりで始めたブログですが、好きなことをやって儲かればいいじゃないか、という下心も当然ありました。
ということで、ブログ収益化とかSEOとかいう記事を読んで勉強し、アドセンスにも申請し(何故か合格しました)、amazonアソシエイトにも登録し、とひと通りの作業はやりました。
しかしブログ収益化指南の記事など読むと、明らかに方向が間違っていることはわかります。求められる記事は書けていないですから。
ブログの方向性を変えることも考えたのですが、世の中に必要な文章を書くことがそもそも私にできるのか?ということと、「好きなこと」から外れてしまっていいのか?ということを考え、結局自分が書きたいものを書きたいとおりに書く、というところに落ち着きました。その結果、Google等からの検索流入も増えていきませんが、冒頭書いたように読者となって下さった皆さんがいますので、今まで通り「随筆」風のブログを目指してやっていきます。
でもamazonアソシエイトは、収益化は別としても、上記のように書籍等を紹介する際にはとても便利で、重宝しています。