シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

机天板の再塗装を考えているのですが、、。

 

長く使ってきた机の天板にひび割れや塗装の剥がれが目立ってきましたので、再塗装してもらえないものかと考え始めました。

 

 

これは浜本工芸というメーカーの机で、机・椅子のセットで購入したのですが、木製の椅子の方は早々に(といっても10年ほどは使いましたが)壊れてしまい、机の方を40年以上使い続けています。
浜本工芸は現在では高級路線のようですが、私が買った頃はそんな高級品ばかりではなく手頃なものもあって、その中から両袖の上に天板を乗せるだけで使えるタイプのものを選びました。設置場所によって左右の両袖を入れ替えて使えますし、引っ越しや模様替えの時はバラバラにして移動できますから、結構重宝していました。引っ越しとかで小傷を残しながらもこれまで使い続けていたのですが、経年劣化で上の写真の通り天板もすり減ったり、ひび割れしたりし始めました。高級品でないとはいえ長く使っていますので愛着もありますし、今更買い替えるのも勿体ないので、天板だけでも再塗装して貰えないものかと考えています。

 

浜本工芸は高級品メーカーだけあって修理・補修もしっかりやってくれるようですから、ネットで問い合わせてみたところ、なんと見積レベルで9万円!現物の状況によっては更に高額となることもあるとの事でした。こういった場合は高級な無垢板の方が作業が容易で、低・中級品に使われる突板(つきいた)仕上げ(合板の表面に突板とよばれる薄くスライスした木材を貼り付けたもの)は塗装を剝がすのが難しく、修理代は高くなりがちなのだそうです。

 

正直1~2万円でできるのではないかと甘く考えていたのですが、ネットで調べた修理専門業者でも4~5万円、ちょっと手を出せる金額ではありません。ちなみに「書斎デスク」で検索してみると、10万円払えばどでかい「役員用両袖デスク」というのさえ視野に入りますし、5~6万円で天然木無垢材使用という手頃な机も買えそうです。まだまだ、「もったいない文化」というのは根付いていない気がします。

 

浜本工芸は昔よりも高級品志向となっていると書きましたが、逆に今は低価格で良質な家具販売というイメージの「IKEA」は、昔は相当な高級路線でした。日本進出もしていませんでしたから、輸入北欧家具として百貨店で結構な価格で売られていて、私も当時無垢材のサイドボードとリクライニングチェアを買ったことがあります。おしゃれな雰囲気が気に入って、結婚後もしばらくは使っていました。
GAPなどもそんな印象があるのですが、当初は日本で高級路線だったものが現地では大衆品だったというものも多く、日本人の舶来品崇拝にうまく照準を合わせています。私はまんまとそれに嵌まってしまった訳ですが、、。

 

私がそれらを買ったのは「丸井」という百貨店で、今の若い人にとって丸井は単なる貸しビル業的イメージでしょうが、当時は若者の支持を集めるアパレル・ファッション、インテリア中心のお洒落なデパートでした。1980年代のBIGI、NICOLEなど DCブランドブームを牽引したとも言われていますが、当時から頑なにトラッドファッションに拘っていた私には縁のない世界でした。ちなみにDCとはデザイナーズ&キャラクターズの略だそうです。

 

丸井が若者の人気を集めた理由はもう一つあって、それは「丸井のクレジット」という名称を使用した割賦販売でした。「赤いカードの丸井」というテレビCMを盛んに流していて、当時割賦販売(月賦と言っていました。)は家やクルマなどの高額品以外では全く一般的でなく、百貨店は現金正札(定価)販売が基本でしたから、我々貧乏な若者がちょっと背伸びした買い物をするのにはとてもありがたい存在でした。
まだクレジットカードが普及する前でしたが、「丸井の赤いカード」は当時の若者の多くが持っていたんじゃないでしょうか?
今でもよく覚えているのですが、学生時代私がこの割賦販売で最初に買ったのはVANヂャケット(ジャケットではなくこれが正式名称でした。)のスリーピーススーツで、約5万円の商品を5000円10回払いでした。ただこの時私が買ったのは丸井ではなく「緑屋」というデパートで、今は小売業態としては残っていませんが、金融部門が西武クレジット⇒クレディセゾンとして存続している、丸井のライバル企業でした。

 

 

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