前泊で宇都宮入りして、翌日業務が終わったのが14時、本当はこの日直江津まで走って港近くで車中泊し、翌日ハイエースは港に置いて、朝一番の高速船で佐渡に渡ろうと思っていました。
宇都宮から直江津までは4時間程度はかかりそうでしたから、仕事が終わればすぐに出発と思っていたのですが、天候不順もあり改めて行き先を考えて、ひとまず涼しそうな那須高原を目指すことにしましたので、時間的にはかなりゆっくりでした。
那須高原には16時頃到着、まずは道の駅を偵察し、その後近くにあった「さくらの湯」という日帰り温泉に行って来ました。キャンプ場も併設していて、手作り感満載の素朴なお風呂でした。私一人でしたのでちょっと写真を。
風呂から帰ったのが17時過ぎで、道の駅の営業は既に終わっていましたから、さっきまでそこそこ居たクルマも殆ど居なくなり、車中泊派が数台残っているだけでした。それでもエアコンをセットして途中のローソンで買ってきた夕食を食べていると、続々とクルマがやって来ました。20台近くが車中泊していたと思います。
その夜も激しい雨が降り、外気温は22℃まで下がりましたからエアコンは要らない位でした。
翌朝は車内を片付けて洗顔・朝食を済ませ、9時過ぎに道の駅を出発しました。ゆっくりしていたのには理由があって、それは前日入浴しに行く途中で見つけた「那須クラシックカー博物館」に行くためです。以前から存在は知っていましたので是非立ち寄りたいと思ったのですが、営業時間は9:30~16:00となっていて、前日通りかかった時には既に閉館していました。道の駅からは5分もかからない距離ですから9:20には到着し、駐車場で待っていると従業員の女性が出勤して来ました。開館と同時に一番乗りで入れてもらってゆっくり見て回ったのですが、個人の収集物とは思えない位の膨大なコレクションです。クラシックカーファンという程ではない私も、1960年代以降のクルマには懐かしい思い出もあり、十分楽しませてもらいました。
バイクは私の愛機の先祖にあたるBMWですが、最後の一枚はハーレーダビッドソンです。ハーレーがこんなゴリラみたいなミニバイクを作っていたことを初めて知りました。
ここで結構満足しましたので、このまま帰宅しても良かったのですが、妻には翌日の夜までに帰ると言って出て来ましたし、どうせならもうちょっと行って喜多方ラーメンでも食べるかと思い付きました。数カ月前に食べた坂内食堂の喜多方ラーメンが大変気に入ったからなのですが、この日は木曜日で喜多方の有名どころは軒並み定休日でした。そこでその日営業中の店を再度ネット検索したところ、会津若松市にある「きむらや食堂」という店が出て来ました。会津若松にあるのですが喜多方ラーメン四天王として紹介されていた店です。
会津若松までは那須高原から下道をのんびり走っても2時間かかりませんでしたから、12時少し前にきむらや食堂に到着しました。しかし駐車場のありかがわかりづらく、ぐるぐる回って見つけた時には既に6台しかない駐車スペースは満車になっていました。それでも少し待っているとすぐ、食べ終えたお客さんが帰って行きましたので、12時15分位には入店できました。
ただこの駐車スペースが結構狭くて、小回りの利かないハイエースを停めるのにかなり苦戦しました。POLOより全長が600mm以上長いのは確かですが、全幅はPOLOの方が広く、ホイールベースもほぼ同じなのに、狭い交差点を路地に入り込んだり、この日のような狭い駐車場で車庫入れするのにはいつも大汗かきます。単に下手なだけなんでしょうが、、。
きむらや食堂は、外観はいかにも街の食堂という雰囲気の、家族経営(だと思います。)の店で、厨房で調理する男性たちも、洗い場の高齢女性も、ホール係の女性も、全員がお客さんの入退店時に「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」という挨拶を明るく大きな声でしているのはとても気持ちが良かったです。当たり前と言えばその通りですが、それを続けることは大変なことだと思います。
ラーメン自体は、坂内食堂のスープより濃い醤油色をしていますが決してしょっぱい訳ではなく、魚介系のダシと醤油の味が麺にマッチして大変美味でした。家族を連れてまた来たいくらいです。
ここから更に山形県まで北上したのですが、長くなりすぎましたので急遽更に1本追加してまとめることにします。前回の表題を「車中泊旅1/2」としたのですが「1/3」に修正しました。