文爺さんの日常・BMW R1200Rと共に

御隠居の日常と、愛車BMW R1200Rとの時間。

1970年代末から80年代初め、韓国での暮らし<完結編>

韓国での生活、これで完結です。

郊外の外国人アパートでの暮らしにだんだん慣れてきたころ、上司と常に一緒の出退勤が気詰まりとなり、通勤の手段としてまずは自転車、そしてバイクを買いました。最初に買ったバイクは、どこの国の何というメーカーかも覚えていないですが、多分ヨーロッパ製で、当時韓国でノックダウン生産されていたモペット(正式にはモペッドらしい)です。

 

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雪の中出勤しようとしています。若いというかアホです、、。

 

ペダルの付いたオートバイで、ちょっとした坂でも上ってくれなくなりますが、そんな時は「漕ぐ」わけです。でもご覧の通りセンスのいいバイクでした。
その後、ホンダとの合弁のKIAホンダが現地生産していた、CL90(韓国でのモデル名は違うかもしれません)に乗り換えました。当時は90ccはれっきとした大型(?)バイクで、結構存在感ありました。中古ですが結構な金額を払った覚えがあります。
モペットには免許要らなかったような気がしますが、CL90には当然運転免許が必要となります。赴任して1年くらい経った頃、一時帰国の際に国際免許は取得していましたが、取得とは言え手続きだけでもらえるので、左側通行、右側通行まるで逆の韓国では最初はとまどいました。社有車の運転手さんと仲良くなって、内緒で社有車を運転させてもらったりもしてましたが、バイクはともかくクルマは怖かったですね。
いくら免許があるとはいえ会社は社員が現地で運転することにいい顔はしなかったはずで、もしかしたら日本の本社には内緒だったかもしれないですが、記憶は曖昧です。

2年目以降、私たちと同じように新卒生が毎年送り込まれてくるようになり、住んでいた外国人アパートに空きがなくなってきました。市内から離れた郊外だったこともあり、この際もっと便利な市内に引っ越そう、という事になりました。現地の生活からある種隔離された環境に飽き足らなくなってきたという若手社員達の思いもありました。
対日感情とかも考えたのか会社側は否定的でしたが押し切りました。その時住んだのは、市内の新築一軒家で、確か若手日本人5人くらいで同居したと思います。

購入でも賃借でもない、韓国独特の「チョンセ=伝貰」というものをこの時初めて知りました。賃貸制度の一種ではあるのですが韓国独特の仕組みで、借り手は家賃を払う代わりに、契約時に住宅価格の何割か(5~8割?)の伝貰金を貸し手に払います。伝貰金は契約終了時に借り手に全額返還されるのですが、貸し手は受け取った伝貰金を資金運用して利子等の収入を得る仕組みになっているのです。「ウォルセ=月貰」という我々の知る賃貸制度と同じものもあるのですが、当時は圧倒的に「チョンセ」が多かったです。お分かりの通り、インフレで高金利の社会で成り立つ仕組みです。現在の韓国のことは良く知りませんが、今「チョンセ」は難しいのではないですかね。

韓国で暮らした4年間には色々なところに行きました。
一番記憶に残っているのは、まだ韓国語もそんなに話せない1年目の夏の休日朝、いきなりアパートを訪ねて来た男女若手社員4~5人に有無を言わさず連れ出され、どこかピクニックらしいとは思ったものの、実は韓国を代表する1900m越えの高峰「チリサン=智異山」まで引っ張って行かれたことです。
泊りとは夢にも思っておらず、Tシャツ、ジーンズにスニーカーで出て来てましたから、長距離バスに乗せられ、本格的な山道を登りだしたころにはどうなる事かという不安でいっぱいでした。女子社員達の服装もとても2000mに迫る高山に登るという服装ではなく、でもみんな歌を歌いながら陽気に登っていきます。食事のことは憶えてないんですが、途中日が暮れると、途中いくつかあった山小屋というより避難小屋のようなところで、みんなそこにあったブルーシートをかぶって寝ました。

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こんな格好です。ラジカセまで持たされてます。

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一泊後の頂上付近。女性たちは何とサンダル!でも岩の下を歩いている人たちはちゃんとした登山姿です。

 その他にも、「扶余(旧百済の首都)」、「慶州」、「済州島」などメジャーな観光地にも行きましたし、色々な人のウチにも招いてもらいました。当然大宴会となる訳で、カラオケもない時代、いしだあゆみが歌った「ブルーライトヨコハマ」を何度歌わされたことか。(当時韓国で相当ヒットしてたんです。)

逆にウチに韓国人の同僚が泊りに来たりすると、一時帰国の時に買い込んできた日本の食材をふるまうんですが、梅干しと昆布茶は大不評でした。梅干しはまあそうだろうなと思いますが、昆布茶は意外でした。昆布の味を理解してもらえず、「〇〇さんのとこで塩水を飲まされた!」とうわさが広まってたそうです。

 

 

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