シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

新春都内初乗りドライブ

 

1月4日の月曜日、都内に住む息子の家に行く用事があったので、ついでに家族3人で正月気分の残る都内をドライブしようかと昼から出かけました。
息子宅の用事と言っても、前日まで帰省していた息子の忘れ物を届けるだけの話で、仕事始めで在宅勤務している息子に渡せばそれで終わりです。
息子のようにこの日が仕事始めという人も多いのでしょうが、娘の方はこの日まで休みで5日が仕事始めですから、まだまだ世間はフル稼働では無いようで都内はクルマも少なくスイスイと走れました。またVWポロというクルマは小さいうえにドイツ車らしくサスもシートも固めですから、都内をクルクル走るには最適です。

 

元々私一人で忘れ物を届けてやるだけの予定だったのですが、家内も娘もヒマそうでしたので、思い付きで二人を誘って急遽出かけることにしました。女性陣は出かけるまでに長い運行前点検(?)が必要ですし、昼食後のこの時間から遠くへは行けません。
この日は快晴で風もなく穏やかな天気でしたので、海を見にお台場辺りへ行ってみることにしました。年末年始もコロナ感染は止まらず、一都三県の知事が合同で緊急事態宣言の発出を政府に要請している状況でしたから、クルマを走らせながら、若しくはクルマを停めて車窓から海の風景を見てくる程度にとどめる心積もりでした。

 

息子宅からお台場に向かう途中で皇居前も走ってみました。殆ど人出もなく感染リスクもなさそうでしたので、どこかクルマを停めて皇居前広場に行ってみようかとも思ったのですが、駐車場を探すのが面倒でもありそのままパスしました。

 

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ここから銀座、新橋を通ってお台場に向かいますが、数寄屋橋や銀座4丁目周辺は結構な混雑で、外出自粛という雰囲気ではありません。(私達も出かけているので人のことは言えませんが。)
新橋、築地から勝どきに渡り、巨大な豊洲市場(この日はまだ休みで閑散としていました)の横を通ってお台場に到着しましたが、お台場海浜公園やデックス東京周辺もそれなりの人出です。それならもっと先の青海にある長距離フェリーターミナル辺りで船でも眺めようかと思ったのですが、何となくクルマを走らせているうちに、お台場海浜公園の向かいにある台場公園(品川第三台場跡)のほうにやって来ました。歩いても数分のところなのですがこちらには人は殆どおらず静かなものです。レインボーブリッジ展望・遊歩道の台場入口横にある駐車場もガラガラでしたので、クルマを停めてこちらの台場跡に行ってみることにしました。

 

台場とは幕末に設置された砲台で要塞の一種ですが、ペリー来航で脅威を感じた幕府が品川沖のこの周辺に六基の台場を設置し、フジテレビやデックス東京の向かいにあるここは第三台場ということになります。元々は島だったのでしょうが埋め立てられ徒歩で行くことができます。
フジテレビやデックスは何度も来ていますが、こちらに来るのは初めてで、対岸から見るのも中々新鮮です。ちょっと見にくいですが、一度は片付けられていた東京オリンピック招致の巨大な五輪マークも元の位置に戻っていました。

 

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一回りしてみましたが、確かに砲台跡であり軍事施設の雰囲気が残っています。石垣に松を植えているところなどは古来の築城様式にも見えます。

 

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実際に外国勢と砲火を交えたことはないのでしょうが、この砲台の為にペリーは品川上陸を断念し横浜まで引き返してそこで上陸したのだそうで、ここに籠った兵士たちの、強敵を迎え撃つ緊張感は何となく感じられました。

 

当初はクルマを降りる積りもなかったのですが、殆ど人もいなかったので不安を感じることもなくいい散歩ができました。この先緊急事態宣言の発出も確実なようですから、また当分は巣籠りとなりそうですし、、。

 

 

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