シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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コミック・アニメ「ピアノの森」

  

「ピアノの森」というコミック・アニメがあります。
作者は「一色まこと」、男性っぽい名前ですが女性漫画家です。1998年にヤングマガジンアッパーズという隔週発行の青年誌で連載が始まり、その後不定期連載、休載を繰り返し、同誌が廃刊となった後にモーニングに移籍して、実に10年経過した2008年にようやく完結しました。モーニングに移籍した後も休載はしょっちゅうで、正直この話は終わらないのではないかと思っていました。隔週誌、その後は週刊誌で10年間連載しながら単行本26巻というのは、月刊誌で11年間の連載だった「進撃の巨人」が34巻なのに比べていかに少ないかということがわかると思います。月刊誌で11年間なら全部で132巻ですが、週刊詩は年に50間程度は発行されますから、3年あれば十分完結できる計算になります。

 

ピアノの森 コミック 全26巻完結セット

ピアノの森 コミック 全26巻完結セット

 

 

 

「すすめ!!パイレーツ」や「マカロニほうれん荘」でヒットを連発した「江口寿史」という漫画家が「ストップ!!ひばりくん!」という作品でやはり休載を繰り返し、最終的に大ヒット中だった同作品の連載が打ち切られるという状況となってしまったことがありましたが、それと同様な結末を連想させる状況でした。

 

 

 

とはいえ作品はとても面白くて、終わって欲しくない、続いて欲しいという気持ちは強くありました。
ピアニストというハイソな(?)住人の世界に紛れ込んだ、出生の経緯も定かではない野生児(ただし女の子に間違われるほどの美貌の少年)が、優れた指導者と巡り合い天稟を開花させていくというストーリーで、最終的には5年に一度ポーランドで開催されるショパンコンクールでの優勝を目指していくことになります。

 

私自身には音楽的素養は全くないのですが、従妹の一人が幼いころからピアノを続けていました。彼女も将来を嘱望されたピアニストで、ウイーンに渡って勉強を続けながらプロの演奏家の道を模索していたのですが、結局演奏家一本で生きていくことはかなわなかったようで、今もウイーンでピアノ教師をしつつ生活しています。ゴルフのレッスンプロというところなのでしょうか。そんなこともあって、生易しい世界でないことだけはよくわかっていました。

 

女流作家らしいきれいな絵柄と感動的なストーリー展開の作品なのですが、盛り上がる場面では、往年の名作「巨人の星」(もう知らない人の方が多いでしょうが、、)にも匹敵するほどゆっくりした展開となります。巨人の星では、一球投げない間に一話終わってしまったということがザラにありましたが、この作品でも同様に、一曲弾き終えるのに一話では終わらないということも良くありました。

 

DVD版の劇場版アニメも買いましたが、上戸彩や神木隆之介が声優を務めており、ピアノ演奏の場面にはプロのピアニストを起用したりしていて、結構力の入った作品でした。
一方でTV版のアニメの方は現代のアニメ水準から言うととてもチープな感じで、早々に見るのをやめてしまいました。アニメと言いながら基本は静止画で、必要最小限のアニメーションを使う、という感じです。例えばピアノコンクールで観客が拍手している場面だと、動いているのは拍手する手の部分だけで、あとは全部静止画です。昔ならいざ知らず、ジブリ作品などの細密な画像に慣れてしまった今では満足できませんでしたね。

 

ピアノの森

ピアノの森

  • 発売日: 2017/03/13
  • メディア: Prime Video
 

 

 

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