シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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コロナ陽性者自宅療養期間と濃厚接触者の待期期間、自粛の日々。

 

3月16日の水曜日、コロナ陽性と判定された娘を自宅に連れ帰り、自宅療養が始まりました。

 

病院からは、以降の対応は保健所に移行するので、追って保健所から連絡あるまで自宅で療養態勢に入るようにと指示され、対応の説明書と薬をもらってきました。
それによれば今回娘のケースは、「50歳未満で、基礎疾患等を持っていない者」に該当し、軽症でもあることから自動的に自宅療養となり、濃厚接触者の我々も無症状である限りはPCR検査の必要もなく、やはり自宅での濃厚接触者待機期間に入ることになります。

 

まずは自宅で娘を自室に隔離する対応(前日から一応はやっていました)を徹底し、安静にさせて自宅療養が始まりました。
保健所からは基本SMSで2日以内に連絡があるが、それまでに来なければ本人から確認せよとの事です。また貰ってきた薬も38.5度以上で使う解熱剤(市販薬と同じアセトアミノフェンで、これならウチにもありました。)と咳止めと痛み止めで、世にいうコロナ治療薬を使うこともなく、家族含めて完全隔離となることを除けば通常の風邪とさほど対応は変わりません。

 

感染者で「有症状患者」の場合は、「発症日から10日間が経過し、かつ症状軽快後72時間経過した場合に療養終了となる。」とされており、娘の場合はこれに該当します。原則、保健所からの療養終了の連絡はなく、自身で解除基準の確認願うとの事で、それによれば発症は15日ですから、25日で療養解除となりますが、23日時点でもまだ咳は続いており、頭も痛いとの事です。
これを症状軽快と見なせるかは疑問だったのですが、ちょうど23日に保健所から経過確認の連絡があったので娘が聞いてみたところ、37.5度以上の熱さえなければ軽快したと見なして良いのだそうです。熱は今回一度も37.5度を上回ったことはありませんでした(陽性判明日の夜37.2度が最高)から、25日で療養終了したと見なして大丈夫そうです。今日26日は土曜日ですから、娘は週明けの28日より職場復帰する事となりました。
そして濃厚接触者の私たち夫婦は「感染者が同居家族の場合」で、「感染者の発症日または住居内で感染対策を行った日のいずれか遅い方の翌日から7日間」となっていますから、感染対策を行った15日の翌16日から7日間で22日が自宅待機期間だったという事になります。とはいえ娘が27日まで自粛ですから我々もそれに合わせる事にして、我が家の自粛期間は3月27日までとしました。

 

自宅療養が始まった3月16日、既に気楽に買い物に行ける立場では無くなっていますから、クルマでまっすぐ自宅に戻り、娘は即自室に籠ります。
帰りの車中で取り決めたのは、

娘:
以降寝る時もマスク着用
部屋から出るのはトイレと風呂だけ、風呂も一番最後に入る
食事は妻が部屋の前に置く、食べたら食器を部屋の前に出す
ドアノブ等はティッシュ等で掴む
手指はこまめに除菌する
洗濯物は専用のカゴに一日分まとめて、夜部屋の前に出す

私と妻:
両者ともマスク着用
娘の部屋には入らず、用件は家族間のグループラインで伝える
食事、洗濯は妻の専任
私もほぼ娘と同様に自室で過ごす

といった事です。
保健所からのSMSでの連絡は「My HER-SYS(マイハーシス)」というシステムを使って行われますが、これは陽性者本人等がスマートフォンやパソコン等で自身や家族の健康状態を入力できる健康管理機能で、入力した情報は、管轄している保健所へ反映・共有されるため、本人等の状態を迅速に把握し、適切なフォローが可能になる、というものです。

 

予定通り2日後の18日にSMSで連絡があり、冒頭で書いたような指示がありました。そしてそのまた2日後くらいにパルスオキシメーターも到着、配食サービスも申し込んでいればこの時届いたみたいですが、流石に我が家の状況でそれを頼むのは憚られましたので遠慮しました。どんなものが届くのかとても興味はあったのですが、、。

 

娘は療養期間中、体温はPCR検査前日の37.2度が最高で以降も36.8度以上には上がりませんでした。症状は咳と喉の痛み、そして嗅覚障害です。食べ物も鼻づまりの時のように味の濃いものしかわからなかったようです。咳とか嗅覚障害はよく言われますが、それも今日時点では回復しています。
私たち夫婦は、一切症状が現れることもなく健康観察期間が終了しました。
前の晩は家族で鍋を囲んでいましたので、絶対感染していると覚悟していたのですが、これは嬉しい誤算でした。メニューが高熱の鍋だったこと、私たちが3回目のブースター接種を受けていたこと、普段おしゃべりな妻と娘がこの日は結構おとなしかったことも感染しなかった要因だと思います。娘はこの時もすでにだるさとかがあってあまり話す気分でなかったそうで、それも幸いしたのでしょう。

 

買い物にも行けませんのでネットスーパーを3回利用し、ウーバー等フードデリバリーをやはり3回利用しました。一昨年のコロナ初期には社会もパニック状態でネットスーパーも欠品や配達員手配不能などで使えないことが多かったですが、今は普通に機能していて、今回は本当に助かりました。我が家がウーバーのエリア内となっていたことも大きかったですね。
世間ではまん防も明け、社会正常化へ進んでいく中、我が家ではひたすら自粛の日々でした。10日間家族3人が一歩も外に出なかったのは、初めてのことです。

 

他人事だとどこかで思っていたコロナが実際に自分の身にも降りかかって来て、たとえ軽症・無感染で終わったとしても社会生活に甚大な影響があることを実感しました。
娘も一度かかったから安全となる訳ではなく、私たち夫婦も勿論そうですから、今後も再度気を引き締めて生活しなければいけないと思いました。それにしても果てが見えないですね、、。

 

 

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