最近色々なものの自販機や無人販売所が出来ていて、その多くが冷凍食品なのですが、以前クルマで走っていて冷凍ラーメンの自販機を見かけましたので、試しに買ってみることにしました。それにしてもウルトララーメンというネーミングセンスには昭和を感じますね。
思い立ってラーメンを買った時はタイミング悪く大雨が降っていて、自販機の前にクルマを止めてラーメンを3つ買うだけでずぶ濡れになってしまい、写真を撮る余裕はとてもありませんでした。上の写真はこの自販機をフランチャイズ展開している本部(ウルトラフーズというらしいです。)のHPからお借りしました。
ラーメン数種類とギョーザが買えますが、我が家ではギョーザについては贔屓の店があってそこで買って帰るのが定番ですので、ラーメン2種類3個を購入して帰りました。
上に書いた通りの大雨で傘もありませんでしたから、千円札を投入しようとしても、投入口に吸い込まれる前にビショビショになって受入れてくれず、余計に時間がかかってしまいました。
購入したのはあっさり和風魚介ラーメンと横浜家系醤油ラーメンの2種類です。数日後、妻は仕事で不在でしたので、在宅勤務だった娘と私用に昼ごはんとして作ってみました。娘が和風、私が家系を選んで作り始めましたが、家系の方は冷凍庫から出したばかりで曇ってしまっています。
スープはストレートタイプで薄める必要はなく、そのまま湯煎すればOKですからとても簡単ですし、誰が作っても味のバラツキもありません。
別の鍋を用意して麺を温めますが、既に茹でられた麺を温めるだけですのでこちらも誰がやってもほぼ同じ仕上がりとなります。和風は細麺ですので1~2分、家系でも5~7分で出来上がります。鍋が二つ必要とはなりますが、調理自体はインスタントラーメンと変わらない手軽さで、しかも味は本格的なので満足感は高いです。娘の和風を少し貰って食べてみましたが、どちらかといえば和風の方が好みですね。娘もそう言っていました。
コロナ禍で飲食店の営業時間が大きく制限されましたが、そんな時でも24時間稼働できる自販機の需要はとても高まっているようです。それまででも人手不足によって自販機への期待は高まっていたのですが、コロナによって売り手買い手双方が対面販売を敬遠するという事態となり、それもこの流れを加速させています。
また冷凍技術や自販機の進化で、各種の冷凍食品が売れるようになったことも大きいと思います。これまで冷凍の自販機といえばアイスクリームくらいしかありませんでしたが、今回私が買ったラーメンやギョーザをはじめとして、自分のお店の味をそのまま提供できる冷凍食品が数多く登場しており、飲料やアイスと違って商品単価が高いものも多いですから、高額な自販機にも投資できるという事もあります。確かに単価が1000円を超えるものも普通に見かけるようになりました。
一時は24時間営業のコンビニの台頭で窮地に陥った自販機業界が、人手不足、コロナを契機に逆襲に出ている感じがします。