シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

今度はPOLO出動で、交通会館マルシェの搬入お手伝い

 

先日の大手町マルシェに陣中見舞いに行った会社が、続けて有楽町の交通会館マルシェにも出展することになったのですが、日曜日でもあり人手が足りないようなので、搬入手伝いの為に愛車POLOで出動することにしました。休日の概念がない隠居はこういう時役に立ちます。
交通会館マルシェとは、文字通り有楽町駅前にある東京交通会館の1階で毎日開催されているマルシェです。

 

朝11時半からの開始なのですが、朝会というのが9時45分からあるのだそうで、7時半には集合して出発しなければ間に合いません。休日の概念がないとはいえ朝早いのはやはり苦手です。

 



小さな車体ですがハッチバックのPOLOの積載能力は中々のもので、後部座席を折りたためば、100リッタークラスの大容量スーツケース3~4個なら楽々収まります。
日曜日の朝、都心へ向かう高速・首都高の混雑が心配でしたが、常磐道・首都高6号線を経由して神田橋ICまで全く渋滞も無く1時間余りで到着しました。先日大手町マルシェで出展していたグランキューブを横目に見てお堀端から日比谷を回って交通会館到着です。最初は銀座方面から行くルートだろうと思っていたのですが、ナビの指示はこちらだったので素直に従いました。ちょっと遠回りの指示だったとは思いますが、皇居前広場、二重橋などを久しぶりに見れたのは良かったです。

 

東京交通会館は、名前の通り元々ここにあった東京都交通局のビルを立て直す形でできたものらしく、東京都民のパスポート申請・受領もここでできます。私が人生で初めてパスポートを受領したのも多分ここでした。翌春から就職が決まっていた企業の内定者研修旅行で、12月に韓国の子会社見学に連れて行ってもらえることになり、パスポートなどとは縁のない貧乏学生でしたからウキウキで申請に行きました。パスポートを受け取った時にはいっぱしの国際人になった気分でしたが、まさか入社即4月1日でいきなり出向となり、パスポートが必須の生活になるとはその時は思ってもいませんでした。
ただパスポートの申請は当時から新宿でもできたような気もしますし、それならば世田谷区民だった私はそこでやっているはずです。とすれば交通会館でパスポートを受け取ったのは韓国駐在から帰って東京勤務となって日本橋の箱崎町に住んでいた時の事かも知れず、記憶はかなりあやふやです。

 

その大学4年の時の韓国旅行は、初めての海外旅行ということもあり面白いことが一杯あったのですが、一番記憶に残っているのは、韓国の公安警察に滞在中ずっとマークされていたことです。当時の韓国はまだ朝鮮戦争休戦後の臨戦態勢が続き、強硬な反共政策を掲げている頃でした。日本の学生運動は既に完全に下火になっていましたが、それでも革命を標榜した運動の主役だった大学生数人が、観光目的でもなく田舎町にやって来るというのは警戒の対象だったんでしょう。現地の人たちが愛用する庶民的な食堂で夕食を食べている時に、案内してくれていた現地社員の方が、「さりげなく後ろのテーブルを見てごらん。」と言って教えてくれたのですが、そこにはいかにも刑事然としたいかつい男性が所在無げに座っていました。以降どこでもその男性は見かけましたし、既に隠密に見張るという姿勢も皆無でした。一目我々を見て、「あ~こいつらにそんな政治的な信念はないな。」と見破ったのでしょうか。

 

 

 

さてこの日のマルシェですが、搬入が終われば私はお役御免ですので、コーヒーでも飲んで帰ろうとしていると、交通会館内に何か所も各県のアンテナショップが出ているのに気付きました。そしてそこには我が郷土四国の、「徳島・香川トモニ市場」というのもあって、思わず懐かしの味「しょうゆ豆」を買って帰りました。

 

 

 

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