今日12月25日はクリスマスです。クリスマスといえばサンタクロースですが、世間の子供たちは一体何歳位までサンタの存在を信じているのでしょう?いつも愛読しているブログでも先日それについての記事を拝見しましたので、私も我が家の事情を書いてみます。
我が家では息子と娘で全く違うのですが、これは100%親である私のせいです。
現実を知るのは早い方が良いとか、多分その程度の考えからだったと思うのですが、息子には小学校に上がる前からサンタの不在をあっさり伝えてしまい、早々に子供の夢を奪ってしまったことを後になってかなり反省しました。
ですから下の子である娘には一生懸命サンタの存在を信じ込ませようとしたのですが、自分は幼い頃サンタの不在を親からバラされていたにもかかわらず、妹の為にクリスマス時期の家族そろっての芝居に協力してくれた息子(しかも自分が高校生になってまで!)には感謝しかありません。息子には不憫なことをしたと今でも心が痛いですが、おかげで娘の方は中学に上がるまでサンタを信じていて、自信満々で友人たちにサンタの存在を力説していたことを後になって恥ずかしがってはいましたが、それを恨まれることはありませんでした。
妻は内心反対だったそうですが、当時はそれがお父さん(私の事)の教育方針なら良いよと言っていました。ところが後になって、実は私自身幼い頃はサンタの存在を教えられて育ったという事を聞いた時にはかなり怒っていました。まあそうですよね。
では自分は一体いつまでサンタクロースの存在を信じていたのかということですが、私の育ての親である祖母は元々小学校の教員で、私が物心ついた頃には幼稚園の先生をしていました。小学校教諭と幼稚園教諭は、今は違う資格だと思うのですが、祖母が教員免許を取ったのは年齢からして昭和改元すぐの頃だったはずで、当時は同じ資格だったんでしょうか?それとも両方の資格を持っていたんでしょうか?
とにかく当時は幼稚園の先生でしたから、園でもクリスマスのイベントなどをやっていたからか、我が家にも裏山で切ってきたもみの木や代用の杉の木で毎年ツリーを飾り、翌朝は枕元にプレゼントがおいてありました。ただ変にこまっしゃくれた(今や死語ですかね?)ガキでしたから、サンタさんが来るという煙突は我が家には無い(風呂場にはありましたが、この煙突では風呂の焚口に落っこちてしまいます。)のに、どうやって来るんだろう?とか、日本語でお願いしてサンタさんは解るのかなあ?などと早くから(恐らく幼稚園の頃から)サンタの存在は疑っていたように思うのですが、今となってははっきりとは思い出せません。おそらく子供に夢を持たせようという大人の希望をくみ取ってその頃も信じるふりをしていたのだと思いますが、そんな経緯もあって息子にはそんな忖度をさせたくないという思いもあったのかも知れません。
ですが、娘のように子供じみた夢を持ち続けていたことを後になって友人たちにからかわれたとしても、息子にもせめて自分から疑問を持つまではサンタの存在を信じさせてやればよかったとやはりそう思います。息子よすまん!
そしてこの時期、サンタの存在をテーマとした映画に「ポーラー・エクスプレス」があります。そう有名な映画ではないですが、昨夜NHK−BSでも放映していました。私は2004年の公開時に浦安辺りのシネコンで家族揃って観てとても感動し、その後もTV放映等で何度も見直しています。CGのキャラクターに好き嫌いはあるようですが、子供さんは喜ぶ映画だと思いますし、大人も十分楽しめます。
この映画も主演はトム・ハンクス(CGですが)で、最近彼の映画に当たる確率がとても高いですが、それだけ売れっ子という事なんですね。